写真=毎年恒例となった上杉謙信の特大絵。今年は妙高山を背に、馬にまたがる姿が描かれた
上越市下吉野の早津輝雄さん(71)による水彩画展が26日、同市土橋の同市市民プラザ1で始まった。早津さんが今年6月から制作してきた上杉謙信や等身大の着物姿の女性などの絵画約30点が展示されている。29日まで。入場無料。
9年前まで市議を務め、現在は鑑定人として活躍する早津さん。約20年前から、仕事の合間に水彩画を描き続けてきた。絵にドラマ性を持たせており、自身の作品を「絵小説」と名付けている。
同展は毎年開いており、10回目。作品は全て新作となっている。
毎回恒例となった上杉謙信の特大絵。今年の絵は、馬にまたがり春日山城へ向かう姿が描かれた。第一義の心を胸に、妙高山や松を背に駆け抜ける様子を繊細に描いている。そのほか、猫や招福だるまの絵、紙粘土で作った「少女とパンダの像」が展示されている。
特別出展として、同市春日新田1の中田達雄さんによる水彩画と書も飾られている。開館時間は、午前8時30分〜午後7時。問い合わせは544・0008。