写真=学生代表(右)から宣誓書を受け取る佐藤学長
上越市山屋敷町の上越教育大学(佐藤芳徳学長)で7日、入学式が行われた。本年度に入学したのは大学生167人、大学院生266人。大学院生のうち68人は現役の教員。新入生たちは目標である教員や、教員としてさらなる高みを目指す道を歩み始めた。
大学の学部入学式の告辞で佐藤学長は「教員を目指す皆さんには『理想の教師像』があると思う。優れた教員は教育の技量だけでなく人間としても優れている。皆さんも理想の教員を目指し、学ぶとともに人間力を磨いてほしい」と述べた。
式の後、上越市東吉尾の飯塚珠菜さん(18)は「小学校の教員になりたい。目標に向けて頑張りたい。実習に出るのが今から楽しみ」。また、石川県能美市出身の長谷奈保さん(18)は「大学の看板を見、実際に学校に来て雰囲気にひかれた。楽しい授業をしながらきちんと指導できる中学校教員になりたい」とそれぞれ目標を語った。
大学の学部の入学者は新潟県が25・7%と最も多く、長野、石川など近県が多い。一方大学院の入学者は新潟県が25・9%と多いものの、次いで多いのが東京の16・5%、神奈川の5・3%と首都圏出身者が多いのが特徴。