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上越の発酵食品を発信 高田北城高家庭クラブ 甘酒生かす料理を開発中

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20170824家庭クラブ.jpg写真=料理を振る舞う家庭クラブのメンバーら

県立高田北城高校の家庭クラブは本年度、上越の発酵食品の魅力を発信するため、甘酒を生かした料理の開発を進めている。24日には、町田醤油味噌醸造場(上越市東本町3)の町田靖典専務ら市内の有識者3人を招き、試食会を実施。料理の改善点などを尋ねた。

クラブには同校生活文化科の全生徒と普通科の1年生が所属しており、主な活動は高橋乃愛副会長(16)ら2年生の役員4人が担っている。昨年度には、上越野菜を生かしたレシピを考案し、「全国高等学校家庭クラブ研究発表大会」で3位入賞を果たした。

本年度の題材は、「発酵のまち上越」を生かした発酵食品。3年計画でレシピを考案したり、料理の発表の場を設けていく。5月から活動を開始し、発酵食品の生かし方などを学び、レシピの開発に取り組んできた。

試食会には町田専務を始め、地元食品を発信する上越妙高駅西口の商業施設「フルサット」の横田孝宜取締役、10月にフルサットで洋食店「桜花軒」をオープン予定の秋山泰英オーナーを招いた。家庭クラブのメンバーは、甘酒入りの味噌で漬けた豚や鳥肉の料理、牛乳と甘酒を使ったビシソワーズ、甘酒のあんみつなど計6品を振る舞い、感想を求めた。

町田専務らは料理を一品ずつ口に運ぶと、「おいしい」「とても食べやすい」などと評価していた。一方で「甘酒の味が黒蜜に負けてしまう」「麹の効果で肉が柔らかくなるから、もう少し肉を厚くしても良いのでは」などの意見も述べていた。

11月には家庭クラブ研究発表大会の県大会が開かれる。メンバーは大会に向け、レシピを改善していく予定。その後はレシピを増やして本にまとめたり、料理をフルサットのイベントで提供できないかなど、ピーアールの手段を検討していく。

高橋副会長は「今日は貴重なアドバイスをもらうことができた。もっとおいしい料理を作ることができるよう、改善したい」と話していた。


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