写真=後輩に胴上げされる学部卒業生
上越市山屋敷町の上越教育大学(佐藤芳徳学長)は19日、同大学講堂で卒業・修了式を行った。
本年度の学校教育学部の卒業生は168人。大学院学校教育研究科の修了生は301人で、このうち現職教員数は69人。
この日は大学院の学位記授与式、学部の卒業式の順で行われた。
卒業式では、一人ずつ学生の名前が呼ばれ、代表者が壇上で佐藤学長から卒業証書と学位記を受け取った。佐藤学長は「皆さんは自信を持って教壇に立ってほしい。これからも謙虚な気持ちで学び続け、新しい能力を身につけてほしい」とあいさつ。卒業生を代表して高瀬菜々子さん(22)が「実り多い4年間を最大限に生かし成長していきたい」と答辞を述べた。
式後、卒業生は講堂前に集まった後輩から胴上げなどで祝福を受けた。4月から小学校教員となる丸山考平さん(22)=上越市春日山町1=は「大学で成長できた。常に向上心を持ち続けたい」と目を輝かせた。大学院に進学する三鈷史織さん(22)=福島県出身=は「あっという間の4年間。大学院では美術研究に打ち込みたい」と力を込めた。
学部卒業生168人のうち119人が小中学校などの教員として就職する予定。