写真=記念式典であいさつする石倉社長
上越市の石倉製麺所(本社南本町3、石倉悟社長)が創業100周年を迎え20日、同市西城町3のデュオ・セレッソで記念式典と祝賀会を開いた。取引先や来賓など約330人が出席した。
同社の前身、石倉商店は1916年(大正5年)、初代の石倉源七氏が乾麺製造を目的に創業、高田第十三師団の御用商人として歩みを始めた。昭和30年代はスーパーマーケットの開業に対応して生麺の製造に切り替え、学校給食にも納入した。86年からは大手コンビニエンスストア向けに調理麺を製造し、現在は北陸4県725店舗へ1日最大13万食を納入している。
記念式典では四代目の悟社長が「これからも麺というベースをしっかり持ち、時代に合わせた商品を作り上げる努力を継続していきたい」とあいさつ。村山秀幸上越市長は「子供から大人まで安心して食べられる麺作りで信頼を築き上げたことに敬意を表する」、上越商工会議所の高橋信雄会頭は「調理麺では県内トップ、日本海側では5指に入る。食材や食味に対する飽くなき努力の成果」と、それぞれ祝辞を述べた。
第1部では平安時代に始まる日本料理の流派、四条流庖丁道の包丁式が披露されたほか、第3部の祝賀会では俳優の風間杜夫さんがゲストとして登場。歌とトークで会場を盛り上げた。