写真=河川敷の花壇に花を植える児童
地元有志で構成される「稲田橋花いっぱい実行委員会」(前波勇会長)は5日、稲田橋右岸の稲田橋公園で、毎年恒例の花の植栽を行った。上越市立稲田小学校(村山学校長、児童390人)の6年生56人も参加し、河川敷に色鮮やかな花を植えていった。
夏の上越まつりで「みこしの川下り」の会場となる同公園を花で飾ろうと、稲田1〜4の町内会長や有志らで構成される実行委が、2001年から毎年実施している。地元地域のために活躍する人について学ぼうと、稲田小児童も10年以上前から活動に参加するようになった。
花は国交省高田河川国道事務所(村下剛所長)が毎年提供しており、今年はベゴニア、ペチュニア、マリーゴールドを計2600鉢用意。実行委のメンバー約50人と6年生56人、高田河川国道事務所の職員7人が花壇に花を植えていった。
花壇の面積は約236平方㍍。児童らはスコップなどを手に、赤や白、黄色といった色とりどりの花を植えた。実行委のメンバーは、上越まつりで同公園を訪れる人に地元の町の名前を広く発信しようと、花で「いなだ」の文字を作り上げた。
白又大幹君(12)は「(稲田橋公園は)上越まつりなどで多くの人が訪れる場所。この場所に花を植えることができてうれしい」と感想を語った。前波会長(69)は「上越まつりでみこしが集まる特別な場所に、今年も多くの人の協力で花を植えることができて良かった」と話していた。