写真=鉄の棒を拾う南本町小児童
「青田川を愛する会」(石川総一会長)は27日、地元の小学生と協力し、上越市の高田地区を流れる青田川で「クリーンアップ活動」を行った。会員15人のほか、近隣の小学校2校から4年生児童107人が参加し、川をきれいにしようと川底に沈むごみを拾っていった。
同会は毎年、青田川の水質や生態系を取り戻そうと、地元の小学生と協力し、清掃活動に励んでいる。今年は南本町小学校と高田西小学校が参加。同市南本町3の南三世代交流プラザと、同市大手町のお馬出し公園の2か所に分かれ、付近を流れる青田川のごみ拾いに取り組んだ。
このうち南本町小児童は、南三世代交流プラザ周辺での活動に参加。児童は体操着に軍手、長靴姿で川に入り、周辺約500㍍の範囲でごみを拾った。川底からは空き缶やビンのほか、児童の背丈を越える鉄の棒なども出てきて、児童は各地で驚きの声を上げていた。
森山夢翔君(9)は「思っていたよりも川が深くて大変だった。ガラスの破片もでてきて、川に住む生き物たちが可哀想。川にごみを捨てないでほしい」と話した。石川会長(86)は「ごみを拾うことで、自分たちの町を流れる青田川を、自分たちの手できれいにすることができる。子供たちに喜びを感じてもらえたらうれしい」と話していた。