夏の水泳授業に向けたプール清掃が上越市内の各小学校で始まった。27日、小猿屋小(本間和貴校長・児童114人)でもプール清掃が行われ、4年から6年の67人が取り組んだ。
同日、上越市内は青空が広がり汗ばむ陽気となった。新潟地方気象台の発表によると、上越市高田の最高気温は午後1時24分、7月上旬並みの26・7度を記録。夏日となった。
児童たちは絶好の陽気の中、半袖、短パンの体操着にサンダル姿でプールサイドに集合。4年生はプールサイドの草取り、5年生はプールの外側をたわしで磨き上げた。
6年生は中側の清掃を担当。まずは冬場にたい積した泥や落ち葉を一角に集めてすくい上げる作業を行った。続いてデッキブラシを使用してゴシゴシ磨き、水しぶきや歓声を上げながらピカピカに仕上げた。
6年の竹内愛賀さん(11)は「葉っぱが多くて大変だったけど、水が冷たくて気持ち良かった。今年は(水泳大会で)自己ベストが出せるように頑張りたいです」と話した。
同校の水泳授業は6月中旬から開始予定。
歓声と水しぶき 小猿屋小でプール清掃
海岸の危険か所を確認 県などが合同パトロール
上越市柿崎区上下浜で4日、長野県に住む子供を含む5人が死亡した水難事故を受けて、県などは28日、上越市の海岸8か所で関係機関合同のパトロールを行った。県や市など7団体から担当者32人が参加。海岸の危険な場所などを確認した。
事故を受けて県は13日、関係機関を集めた連絡調整会議を実施。上越市内約40キロの海岸のうち、危険か所を把握しようと合同パトロールを行うことを決めた。
28日は県や市のほか警察や消防、上越海上保安署など7団体が参加。事故が起きた海岸や、高波の危険性がある所、駐車場があって釣り客が集まりやすい場所、過去に水難事故で死者が出た場所など8か所でパトロールを実施した。参加者は上越市漁業協同組合の担当者らから説明を受け、海岸付近の地形や駐車場の有無などを確認。配られた点検表に記入していた。
県上越地域振興局地域整備部の歌川実副部長は「10メートルも行かないうちに急に深くなっている海岸が多かった。釣り人にはライフジャケットの着用を求める。小さい子供がいる場合は、大人が目を離さないでほしい」と話していた。
県は今回のパトロール結果を分析し、6月に予定されている第2回の連絡調整会議で安全対策について検討するとしている。
詐欺被害防ぐ 上越署がコンビニなどに感謝状
写真=一人ひとりに感謝状が贈られた
上越署は29日、電話などを通じて高齢者らから金をだまし取る特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、上越市内のコンビニエンスストアや金融機関、対応した従業員に感謝状を贈った。特殊詐欺を未然に防いでコンビニエンスストアに感謝状が贈られたのは同署では初めてという。上越署は「特殊詐欺事件が多発する中で被害を食い止めてありがたい」としている。
感謝状が贈られたのは、3月から4月の間に金融商品取引や商品購入を名目とした特殊詐欺の被害を防いだ4団体と4人。中でもローソン春日山町二丁目店は4月19日、郵便物を送ることができるレターパックが欲しいと店を訪れた市内在住70代女性の詐欺被害を未然に防いだ。店によると、女性は現金をレターパックで送りたいと申し出たという。レターパックで送金できないことを知っていた同店の従業員、林夢乃さん(21)が太田政幸オーナー(36)に報告。女性は説得を聞かずに購入したが、太田オーナーは、アルバイト従業員に女性の自宅を確認させて警察に通報。特殊詐欺を未然に防いだ。
林さんは「レターパックを知らないようでメモを持っていた」と当時を振り返り、太田オーナーは「高齢者、レターパック、現金は詐欺という話を聞いていた。あまりにも心配だったので自宅を確認させた」と話した。
同署によると、管内で今年発生した特殊詐欺事件は28日現在、16件で被害額は5428万円。昨年は1年間で11件、被害額は3200万円だったため、既に昨年1年間分を上回っている。同署生活安全課の藤田和徳課長は「発生件数は県内30署で最も多い。注意してほしい」と話している。
感謝状が贈られた団体、個人は次の通り。
▽第四銀行高田営業部(田中信也営業部長)▽同部渉外係の林有希さん▽頸城郵便局(相沢春男局長)▽同局窓口係の高橋夕香さん▽ローソン上越高田駅前店(竹澤晴文オーナー)▽同店従業員の古川裕紀代さん▽ローソン上越春日山町二丁目店(太田政幸オーナー)▽同店従業員の林夢乃さん
暑さに負けず選手奮闘 上越中学合同陸上
写真=男子共通100メートルで大会新記録をマークした丸山選手(342番)
上越市と妙高市合同の第9回上越中学校合同陸上競技大会(上越市中学校体育連盟など主催)が30日、上越市の高田公園陸上競技場で開かれた。この日の最高気温は31・6度で、真夏日という厳しいコンディションの中、出場した26校約750人は自己記録の更新や上位を目指して躍動した。
中体連主催大会のトップを切って開催された。新潟地方気象台によると、この日の上越市高田の最高気温は平年より7・7度高い、今年最高の31・6度。7月下旬並みの暑さという、この時期にしては厳しい気象条件の中で競技が行われた。
男女合わせて33種目が行われた。このうち男子共通100メートルでは上越教育大学付属中学校の丸山匠磨選手(3年)が11秒41の大会新記録で優勝。無風の中、6年ぶりに従来の大会記録を100分の1秒更新し、会場を盛り上げた。
1年生の時に1年100メートルで優勝して以降、100メートルではこの大会負け知らず。丸山選手は「左ももの裏に違和感があったので調子は今ひとつだったけど、大会新記録は狙っていたので出せて良かった。今年は全中の参加標準記録(11秒20)を突破して初の全中に出たい」と話していた。
このほかの選手もしゃく熱の競技場で自己記録の更新を目指して奮闘。同じ学校の生徒や保護者が大きな声援を送っていた。
陸上以外の両市合同の中学校体育大会は6月4、5日に球技や武道、体操が行われ、11日に水泳が実施される。
釜蓋遺跡を花で 地元住民らが植栽活動
釜蓋遺跡は、弥生時代後期から古墳時代前期の濠で囲まれた集落跡。新幹線開業に合わせて4・6ヘクタールの史跡公園が整備される。新幹線駅の近くにある同遺跡の環境を整備しようと、脇野田ゆかりの会は、史跡公園に花の苗を植えることを計画。セブン─イレブン記念財団から助成を受けて、シバザクラやナデシコの苗約250株をそろえた。
緑化イベントは、釜蓋遺跡を盛り上げる活動に取り組む「吹上・釜蓋遺跡応援団」(八木文夫団長)が主催する春まつりの中で行われた。
参加したのはゆかりの会で呼び掛けた市民や、応援団のメンバーで、手際よく苗をプランターに植えていった。苗はプランターで育て、公園の整備状況に合わせて遺跡の北側などに植えられる。
参加した年長児の草間千咲子さん(5)は「花を植える作業は楽しかった」と話し、同じく年長児の折笠陽菜さん(5)は「きれいな花を咲かせてほしい」と願った。
稲葉代表は「新幹線駅間近に遺跡があるというのは、全国的に珍しいと聞いた。応援団の皆さんと一緒になって遺跡を盛り上げて広く注目されれば」と話していた。
上越PR映画 出演者21人決まり始動
写真=出演者全員が初めて顔を揃えた「進発式」
上越青年会議所(上越JC)が創立50周年記念事業として撮影する、上越市内の名所や原風景、市民などを描く映画の出演者がこのほど決まり1日、同市土橋の市民プラザで、全員が顔を揃えて「進発式」が行われた。式の後、早速台本の読み合わせや演技の練習が始まった。
映画のタイトルは「スイッチバック!!」。上越の観光名所である高田城、春日山城跡、鵜の浜温泉、新幹線開業でなくなる脇野田駅、朝市などを舞台に、10代の3人が迷いながらそれぞれの生き方を見つめる物語を通して上越の過去、現在、未来を描く。市民参加の「まち映画」を撮っている藤橋誠さんが監督を務める。
市民が一丸となった映画製作を目指しており、先月までに小中学生、高校生を中心に53人のオーディションを行い、出演者21人を選定した。1日の進発式では、上越JCの中川雄一郎副理事長が「映画の撮影を通じて友達を思う気持ちを大事にしてほしい」とあいさつ。藤橋監督は「みんなで一つのものを作ることになるが、演技を通して自分たちのまちを見つめ直し、演技を楽しんでほしい」と話した。
女子高生役に選ばれた県立直江津中等教育学校3年生の木南せいらさん(15)は「合宿もあるのでキャストのみんなと仲良くなりたい。映画を通して上越のいいところを広く伝えていきたい」と意気込んでいた。
今後、合宿などで演技練習を行い、クランクインは7月下旬の予定。50周年記念事業として今秋に上映会を予定しているほか、DVDにして、学校、図書館、児童館、ロケ地などに寄贈する。
上教大院生が小学生ら対象に和紙ワークショップ
写真=和紙のランプシェードに思い思いの模様を付ける参加者
上越市本城の小林古径記念美術館で5月31日、和紙をテーマにしたワークショップが開かれた。上越教育大学大学院美術コースの院生らによる企画で、子供たちは色とりどりのうちわやランプシェードを作った。
日本画を所蔵する同美術館にちなんで、日本の伝統文化である和紙の良さなどを味わってもらおうと、院生たちが企画した。約20人の小学生らが参加し、同大学の五十嵐史帆准教授のほか大学院生、学部生21人が教えた。
造形のしやすさや光の透過性の良さなどを実感してもらおうと、和紙のうちわとランプシェードに、アクリル絵の具などで思い思いの絵柄を描いた。歯ブラシに絵の具を付けてはじいて着色する「スパッタリング」という技法を使ったり、色紙を切って貼ったりした。
上越教育大付属小2年の平野翼君は「スパッタリングでチョウの模様を付けたりしたのが楽しかった。ランプシェードは奇麗なので部屋に飾りたい」と話していた。
故・鈴木六衛さん「仕事展」 ギャラリー祥で8日まで
上越市本町5のギャラリー祥で、6日に没後5年を迎える造形作家の故・鈴木六衛さんの作品を展示する「鈴木六衛の仕事展」が行われている。同市寺町3の自宅で「六華窯」を開き、独特の作品を生み出した鈴木さんの代表作約40点が展示されている。8日まで。
鈴木さんは、旧県立高田工業高校電気科の教員。教員生活の傍ら1970年、49歳の時に陶芸を始めた。陶芸の技術などを生かした独特のオブジェを生み出し、81年に日本現代工芸美術展で初入選。89年には日展に初入選した。このほかバルセロナ(スペイン)展やキューバ展など海外にも出品。2009年6月6日に87歳で死去した。
展示されているのは日展に出品した「しじまⅡ」や、日本現代工芸美術展に出した「聖夜」など。陶板を組み合わせた平面作品や、独特のオブジェ、またアクリルを使用した作品や、ブラックライトを生かした作品も並ぶ。
自宅に保管していた作品を提供した妻の敬子さん(84)は「夫は生前、黙々と夢中になって作品を作っていた。作品を通じて夫が取り組んできた跡を見てほしい」と話している。
つくしファームひまわり畑で50万本植栽
写真=越後ひまわり祭に向けて植栽し、おまじないをかける園児たち
上越市南新保の「つくしファームひまわり畑」で8月に開催される「第4回越後ひまわり祭」(ひまわり植栽実行委員会主催・川室優代表)に向けたヒマワリの植栽が3日から始まった。
同日、市立諏訪保育園(小松時枝園長)の園児14人が同畑を訪れ、ヒマワリの苗を植えた。
同祭は8月8から10日までの3日間行われ、精神障害者福祉、医療に関わる越後・諏訪の里ひまわり協会と「和・道」医療福祉グループが共催する。今年のヒマワリ畑はこれまでより規模を拡大し、昨年の18万本を大きく上回る50万本を咲かせる計画。植栽には近隣の園児や小中学生、住民が参加するほか、6日から8日にかけてチャリティー形式の植栽イベントが行われ、3日現在、個人約60人、約40団体の申し込みがあるという。
同日、川室代表は園児たちに「夏には大きな太陽のお花が咲きます。成長を時々見に来てくださいね」とあいさつ。園児らは畑に1列に並び、ヒマワリの苗を丁寧に植えた。植栽後は「大きくなーれ、大きくなーれ」と全員で「おまじない」をかけた。年長の猪俣海斗君(5)は「上手に植えたよ。大きなお花が咲いてほしい」と話していた。
今後は関根学園高、諏訪小、雄志中の児童生徒や一般が植栽する。6日からのチャリティー形式の植栽イベントは現在も参加者を募集中。参加費は個人300円で複数本の植栽が可能。団体は1万円で30本。6月5日までに申し込む。実費を除いた収入は、障害者の就労支援に役立てられる。川室代表は「多くの方に参加いただき、障害者への関心を持っていただければありがたいです」と話している。
植栽イベントに関する問い合わせはつくし工房520・3294。
4日連続真夏日の中で熱戦 市中学校体育大会
上越市中学校体育大会が4日、上越地域の各スポーツ施設で始まった。球技や武道、体操などを実施。新潟地方気象台によると、上越市高田は最高気温31・5度を記録し、6月としては1987年以来、27年ぶりに4日連続真夏日となった。屋外競技ではテントを設置するなど熱中症への対策を行いながら、選手は熱戦を展開した。
大会は5日までの2日間の日程で行われ、計10競技を実施する。陸上は5月30日に既に行われており、水泳は6月11日に実施される。競技によっては妙高市や糸魚川市などと合同で行う。
ソフトボール女子は、同市の高田公園ソフトボール場で行われた。上越市内の城東、城西、春日、三和、直江津東の計5校70人が参加。トーナメント形式で優勝を争った。
前日3日の会場準備の段階で、翌日も気温が上がることが予想されたことから、5校ともベンチにテントを設置することを決めた。また4日朝の開会式には、生徒にはこまめに水分補給することを伝えた。
同気象台によると、高田は朝から気温が上がり、午前10時7分に最高気温31・5度を記録。4日連続で真夏日となった。選手は暑さに負けず声を出し元気いっぱいにボールを追った。攻守交代時にはテントの中で水分を取るなどして、競技に臨んでいた。
高田城 本城御門で発掘調査
上越市の高田公園内の高田城跡で、同市教育委員会が今月から本丸正面への出入り口にあたる「本城御門」跡などの発掘調査を行っている。今年の高田開府400年祭に合わせて、同祭実行委員会が市に提案していた。市教委は「瓦などが出土する可能性がある。門や付近の土塁の規模などが解明されることを期待したい」と話している。
同市教委などによると、本丸正面の出入り口は内堀にかかる極楽橋を渡ったところにあり、本城御門と土塁で四角い升の形を作っていた。本城御門は極楽橋を背にして右側に設置され、高さが約13メートルで2階建ての門だったとされる。
同祭実行委員会の提案を受けて、市教委は昨年10月から2か月間、約130平方メートルで予備調査を行い、瓦などが見つかった。
今回の発掘調査は極楽橋付近が対象で、期間は7月末までの予定。同市教委によると、本城御門の柱を立てた礎石や門の瓦などが出土する可能性があるという。
市教委は「門や土塁の大きさなどが解明されれば」としている。開府400年祭会期中の7月6日には、現地で説明会を開く計画だ。
高士小6年ら岩の原葡萄園で品種改良を体験
写真=岩の原葡萄園栽培担当の西山さんから花粉採集を学ぶ児童たち
上越市立高士小(東條善夫校長・児童70人)の6年生9人は6日、ブドウの品種改良にチャレンジした。北方の岩の原葡萄園を訪れ、花粉を採集したほか、同校ブドウ棚で人工授粉作業を行った。
日本ワインの父、川上善兵衛(1868-1944年)の地元にある同小。毎年、各学年が総合学習で善兵衛を絡めた学習をしており、今年の6年生は「善兵衛の生き方」を学んでいる。品種改良体験は優良品種約20種を生み出すまで1万種の交配を行った善兵衛の偉業に触れるのが目的だ。
同葡萄園を訪れた児童は栽培担当の西山行男さん(50)から花粉採集方法を学び、3班に分かれて作業を開始。シャルドネとレッドミルレンニュームという白ブドウ品種、ベリーアリカントAという赤ワイン品種の3種の花粉をシャーレに採集した。西山さんは「時間の限り、たくさん採集して」と児童たちに話した。
その後、持ち帰った花粉を同校で栽培している赤ブドウ品種、マスカット・ベーリーAにピンセットなどを使用して受粉させる作業を行った。
原夕莉さん(11)は「作業が大変で、善兵衛さんの苦労を知りました。大人になったらワインを飲んでみたい」と話した。
父の日ギフトに靴下はいかが ここちすたいる
写真=父の日にお薦めの「2&9(ニトキュー)」の靴下
自然素材の雑貨などを販売している「インテリア&なごみ雑貨ここちすたいる」(秋山綾子代表)は、15日の父の日に向けて、さまざまなギフトをそろえている。
今年のお薦めは、国内靴下生産量日本一の奈良の中川政七商店が提案するブランド「2&9(ニトキュー)」の靴下。履いた人がその履き心地にほれ込みリピーターが続出中という人気商品だ。
この靴下は、フィットする、締めつけない、サラッとした麻入り、ムレない絹入り、臭わない和紙入りなど、それぞれに特長があり、靴下に対する悩みに合ったものを選べる。「仕事用に、休日用に、父の日に感謝を込めて贈りませんか」と話す秋山代表。価格は税別1300円からで、ギフトとして箱入り(箱代同300円)にすることもできる。
店内にはこのほか、手ぬぐい、和雑貨、北欧雑貨などが充実。父の日ギフトにはメッセージカードとラッピングをサービスする。発送も可。
店舗は上越市土橋、ファミリーヘルプ保育園裏側の住宅街、電柱看板が目印。営業は午前11時~午後6時。不定休。電話522・5669。
「感謝の気持ち」をお酒で まいどや酒店
写真=オリジナルギフトの数々
上越市春日新田1のまいどや酒店は、15日の父の日に合わせ、店内にギフトコーナーを開設している。今年も感謝を伝える温かなメッセージ付きの多彩なオリジナルギフトを用意した。
コーナーには、魚沼の酒「鶴齢」の最高峰「牧之 限定大吟醸」の父の日限定酒「感謝」(木箱入り税別5333円)のほか、佐渡の純米大吟醸「北雪」の父の日限定ラベル「感謝の酒」(同3200円)など、新潟清酒達人検定で最高位の「金の達人」に認定された杉田彰店主厳選の商品が並んでいる。「〆張鶴 純」と缶詰ランキング日本一に輝いた「天橋立オイルサーディン」などが添えられた父の日限定「贅沢な晩酌セット」(同4280円)など、酒とつまみを組み合わせたギフトもお薦めだ。
ギフトには「お父さんありがとう」など3種類から選べるメッセージラッピングが付く。瓶や箱を同店オリジナル手ぬぐいで包む人気のラッピングもあり、今年はさまざまな形で感謝の気持ちを伝えてみたい。
営業は午前9時~午後7時30分。日曜定休。電話543・6727。
7月9日に「マグロづくしイベント」 マリンホテルハマナス
上越市柿崎区上下浜の「マリンホテルハマナス」は7月9日、粟島浦漁協直送の本マグロを味わうイベント「本マグロ三昧」を開催する。時間は午後6時30分開始。
昨年に続き、今回2回目のイベント。当日は本マグロの赤身や中トロ、大トロの3種盛りなどをはじめ、各種マグロ料理を堪能できるほか、アルコール類も飲み放題で楽しめる。イベント内では豪華景品が当たる大抽選会など、アトラクションも用意している。
粟島浦漁港によると、今年は昨年に比べやや早い5月5日、本マグロが初めて揚がったという。漁協関係者によると同漁協で揚がった本マグロは、「内臓の処理もしっかりしており、鮮度も抜群でおいしいですよ」と話している。
当日は直江津、柿崎、吉川の各方面で送迎バスも運行する。同ホテルでは「昨年大盛況だったイベントです。マグロづくしの料理を楽しんでください。ご予約はお早めに」と話している。
定員は100人。参加費は7000円。なお、宿泊プラン(1泊朝食付き2名以上)も1万2000円で利用できる。天然物のため、天候や漁の都合で入荷できない場合は他の産地になる場合あり。
予約、問い合わせはマリンホテルハマナス025・536・6565。
「大潟かっぱ祭り」 伝説にちなみ「恩返し」
写真=パジャマ姿で待ち構えていた子供たちのキュウリにカッパが「お礼のしるし」を付けた(午前6時15分)
今年で28回を迎えた「大潟かっぱ祭り」(実行委員会主催)が7日、上越市大潟区の大潟キャンプ場をメーン会場に開幕した。住民が緑色の衣装やメークで伝説のカッパにふんし、祭りを盛り上げた。最終日8日も多くのイベントがある。
イベントは午前6時、「かっぱの恩返し」で幕を開けた。同区の22町内全域に計100匹以上のカッパが出没。各家庭の玄関先にぶら下げられた好物のキュウリに、カッパが恩返しとして「お礼のしるし」を付けて回った。
土底浜の約30軒を担当した小山正幸さん(47)は、自前でそろえたカッパのコスチュームを着て現れ、地図を見ながら一軒一軒訪ね歩いた。「子供がいない家にはキュウリが下がっていない」と困惑気味だったが、玄関でカッパの到着を待ち構えていた子供たちに取り囲まれ、笑顔をみせていた。
同企画は4年前、松林の再生を進めているサークル「ホビーおおがた」が発案し、実施したところ人気を集めたため、同実行委員会が継承した。「お礼のしるし」は、会場の露店で使用できる200円の商品券と引き換えができる。会場には小学生らが次々と引き換えに訪れていた。
このほか、午前9時には町内全域から50匹のカッパが集合し、2日間の祭りが無事故で終わるよう安全祈願をした。夜には初日のハイライト、山車と竿灯みこしの巡行が行われた。カッパの絵が描かれた山車が町内2か所から出発し、メーン会場まで練り歩いた。
2日目の8日は午前11時から「水上かっぱ相撲」、午後1時から「かっぱ皿投げ」、同6時から「大民謡流し」などの多くのイベントが行われる。
住宅取得は増税後が得!? 工務店・一般対象にセミナー
写真=前回のセミナーの様子
工務店や家を建てたい人などを対象とした住宅資金セミナー「増税は怖くない!! 増税後の方がお得な住宅取得方法を教えます!」が12日に上越市民プラザ2階第4会議室で開かれる。定員30人で参加無料だが申し込みが必要となる。
住宅は価格が大きいため、消費税アップであきらめたり、建てたい気持ちがあっても資金面がネックで踏ん切りがつかない人も多い。そんな悩みを解消してもらおうと、同日はライフアシスト社ファイナンシャルプランナーの吉田太志さんが「これから新築をお考えのご家族必見!! 増税後でも大丈夫! 住宅資金のマル秘裏情報公開」と題して講演。「マスコミが絶対言わない、消費税アップ後のお得なポイントとは」「駆け込み需要が落ち着いた今だからこそのチャンスとは」「お客様のデフレ意識を解く方法とは」などを話す。
参加を希望する人は、前日までに電話かメールで主催の市川工業(上越市東城町1)まで申し込む。電話0120・584・850(平日)。メール(ichimasa@valley.ne.jp)。
第15回高田城ロードレース 1787人が完走
写真=一斉にスタートするランナーたち(ハーフ)
「高田開府400年記念 第15回高田城ロードレース大会」(上越市、上越市体育協会など主催)が8日、高田公園陸上競技場などを発着点に開催された。
各地から2012人がエントリー。3キロ、5キロ、10キロ、ハーフマラソンの4コースが設けられた。
同日、高田の午前9時の気温は23・1度、湿度は72%。やや湿度の高い中、3キロ、10キロは午前8時30分、5キロとハーフは同8時50分、号砲と共に一斉にスタートした。
このうちハーフは、男女高校生~49歳、男女50歳以上の4種目に853人がエントリー。高田公園から仲町通りを抜け、上越市役所から山麓線を南下、裏寺町や本町を通り、高田公園陸上競技場でゴールするコース。ランナーたちは沿道の歓声を浴びながら走り、739人が完走した。
妙高市上百々の丸山美恵子さん(35)はめいの渡辺葵ちゃん(6・東京都)と3キロに参加。「(葵ちゃんの)母親がハーフに出場するため、2人で参加しました。楽しく走れたので、次回もまた走りたいですね」と話していた。なお、全エントリー者数に対し、完走者数は1787人だった。
中部電力上越火力発電所 完工式
中部電力は10日、上越市八千浦の上越火力発電所で全ての発電設備が完成し5月に総合運転を開始したことを受けて、同発電所で完工式を行った。同発電所は同社にとって、初の供給区域外に立地する大規模電源で、主に長野県向けの安定供給が目的。関係者ら約90人を前に同社の水野明久社長は「原子力が停止し電力需給がひっ迫する中、上越火力発電所が安定供給に貢献することを期待したい」と話した。
中部電力は1990年に上越火力発電所の立地計画を立て、92年には地元の漁協に環境調査の実施を申し出た。だが電力需要の低迷などで経営環境が変わり、着工したのは2007年3月だった。12年7月から完成した発電設備が順次、営業運転を開始し、今年5月15日に総合運転を始めた。
同発電所は液化天然ガス(LNG)を燃料とし、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせて発電機を回す「コンバインドサイクル」と呼ばれる最新鋭の方式を採用。国内最高水準の熱効率を持ち、二酸化炭素の排出量も少ないという。発電設備が四つあり、総出力は238万キロワット。長野県でのピーク時電力の約8割をまかなえる。その後、昨年4月に設備に異常があり、現在は暫定出力で230万2720キロワットとなっている。
このほか18万立方メートルのLNGタンクが3基、また世界最大級のLNGタンカーが接岸できる桟橋も備えている。
完工式には約90人が出席し、神事が執り行われた。水野社長は「計画段階から約四半世紀の歳月を経て完工式を迎えた。工事に関わった全ての人に深く感謝する。電力の安定供給や燃料費削減に貢献し続けることを大いに期待する。安全に運転し地域に貢献したい」とあいさつした。
夏の主役イルカ到着 市立水族博物館
写真=トレーナーから餌のサバをもらうアイとエツ
上越市立水族博物館の夏の人気イベント「イルカショー」に出演するメスのバンドウイルカ2頭が11日午後、静岡県沼津市の伊豆三津シーパラダイスから到着した。2頭はプールですいすい泳ぐなど元気な様子を見せた。7月12日から始まるイルカショーでは豪快なジャンプなどを披露する。
やってきた2頭のバンドウイルカは、2010年から夏季限定で同館のイルカショーに出演しており、今年で5年目となる。公募で決まった「アイ」と「エツ」という愛称がつけられ、いずれも推定7歳。アイは体長269センチ、体重は232キロ。エツは体長263センチ、体重199キロ。
上越まで約8時間かけてトラックで運ばれた2頭はエツ、アイの順でプールに入った。すいすい泳いだり、トレーナーが出す餌のサバを何匹も食べるなど元気な様子。伊豆三津シーパラダイスの香山薫副飼育長(55)は「2頭とも慣れていてスムーズな輸送だった。ダイナミックなショーを見てほしい」と話した。
イルカショーでは水族博物館の要望で例年よりもジャンプの回数や種類を増やす。従来の真上に跳ぶ垂直ジャンプや、体をひねりながら跳ぶスピンジャンプのほか、今回に向けて新しいジャンプも特訓する。
同館を訪れた直江津南小1年の中田汎夏さん(6)は「いっぱいえさを食べていた。ショーが始まったら見に来たい」と話していた。
期間は7月12日~8月24日。毎日5回のショーが行われる。