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思わずうなる難問 数学オリンピック予選に高校生が挑戦

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写真=難問に取り組む生徒たち

 数学的才能に恵まれた若者を見出し、その才能を伸ばすことなどを目的とした「第26回日本数学オリンピック」(数学オリンピック財団主催)の上越地区予選(有沢製作所、有沢総業協賛)が11日、土橋の同市市民プラザで開催された。上越地域の高校に通う生徒たちが参加し、3時間かけて難問に取り組んだ。
 今年7月に香港で開催される「第57回国際数学オリンピック」と「ヨーロッパ女子数学オリンピック」の代表選手を選考する予選会に位置づけられている。大学教育を受けていない20歳未満を対象にしており、全国各地で同日一斉に予選会が実施され、予選会上位者は2月の本選、3月の春合宿を経て選ばれた上位6人が世界大会に進出できる。
 県内は新潟、上越の2地区に予選会場が設けられている。担当者によると2014年に新潟地区から2人が本選に出場しているという。今回、上越会場には高田、高田北城、糸魚川、直江津中等、上越の5校から41人が挑戦した。昨年12月に事前学習会も2回開かれ、生徒たちは過去問題に取り組むなどの対策もしてきた。
 同日は図形、個数の処理、整数問題など、高校の数学教師らも思わずうなるような高レベルな12問が出題され、生徒たちは180分間、懸命に回答した。終了後、高田高校1年の大竹雅彦君は「今までに解いたことのない内容で難しかったが、とても楽しかった」。同じく高田高校1年の吉原慎吾君は「実力不足を痛感。今回、全く自信はないけど、来年も挑戦したい」とそれぞれ感想を語った。
 なお、同予選と同時に中学生を対象にした「第14回日本ジュニア数学オリンピック」上越地区予選も開催され、直江津中等の生徒ら15人が挑戦した。


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