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レルヒ少佐たたえ「スキーの日」に金谷山で顕彰会

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20160112レルヒ顕彰会.jpg

写真=一本杖スキーを披露するレルヒの会

 オーストリア・ハンガリー帝国の軍人レルヒ少佐が日本で初めてスキーを伝えた「スキーの日」の12日、上越市大貫の金谷山でレルヒ少佐顕彰会が行われた。雪の降る悪天候の中、100人以上の関係者が集まった。105年前にレルヒ少佐が伝授した一本杖スキーの披露などが行われた。
 1911年1月12日に日本で初めてスキー技術を旧日本陸軍に教えたレルヒ少佐を顕彰しようと、国内のスキー関係6団体が同日を「スキーの日」として制定。顕彰会は、スキーの日のピーアールなどを目的に、レルヒの会、レルヒ祭実行委員会、上越市スキー関係団体連絡協議会が毎年開催している。上越市の村山秀幸市長が来賓として招かれたほか、高田西小の5年生児童80人も参加した。
 午後1時に祝砲が打ち上げられると、「レルヒの会」の会員8人が、レルヒ像付近から一本杖スキーで滑り下りた。
 式典では、来賓として参加した村山秀幸市長が「1911年、高田にスキーが伝わりました。歴史があるこの町に生まれたこと、この町で過ごしていることを誇りに思う」とあいさつ。その後、参加者はレルヒ像前に設置された献花台に花束を捧げた。
 高田西小の5年生は、代表児童が花束を捧げると、全員で「スキーができるのはレルヒ少佐のおかげです。レルヒ少佐、ありがとうございます」と祝辞を述べた。
 また、日本スキー発祥100周年の際に採火された火の分火も実施。本県のゆるキャラ「レルヒさん」が、スキーのピーアールなどを行う団体に、火の灯ったランプを手渡した。
 レルヒの会の小堺昭一会長は「近年、スキー人口は減ってきている。レルヒ少佐が聞いたら残念がるかもしれない。多くの人に、金谷山でスキーを楽しんでもらいたい」と話していた。


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