写真=中井選手を激励する村山市長
上越市立城北中3年の中井飛馬選手(15)が21日から25日にベルギーで開催される「2015 BMX世界選手権ベルギー大会」に出場する。16日の出発に先立ち、中井選手と母親の章子さん(44)は村山秀幸上越市長を表敬訪問。中井選手は「今回はベルギーで春に事前合宿して調子も良い。優勝を目指して頑張る」と意気込んだ。
中井選手は父親の影響でBMXを5歳から始めた。当初から金谷山公園内の同市BMX場で練習を重ねている。現在は全日本強化育成選手として活躍。世界大会には小学3年、小学5年から中学2年の5回出場し、4位を3回獲得。今回は6回目。中井選手が出場する部門には、各国から146人が出場する。
165センチ、50キロと、世界の中では体格が小さな中井選手。「体格の違いで悔しい思いをする時もあるが、テクニックに磨きをかけることを頑張っている」。現在は川崎市に住むコーチが作成した練習メニューを1人で黙々とこなす日々だ。
村山市長は中井選手に「けがをしないようにベルギーではたくさん楽しんできて。目標を持てば上に上がっていける。頑張って」と激励。中井選手は「コーチの指導をしっかり守り、頑張って練習してきたことを大会で出し切りたい」と語ったほか、「2020年の東京オリンピック出場が目標」と笑顔で語った。