写真=「白くてきれい」。隣接する明照幼稚園の園児が満開の花を鑑賞した
上越市寺町3の大嚴寺(佐藤信明住職)では、参道のツツジが満開となっている。12日には、隣接する明照幼稚園の園児が同寺を訪れ、白い花を咲かせたツツジを眺めたり、お茶会を楽しむなどしていた。
ツツジの寺として親しまれている同寺には、参道など境内に150本のツツジが植えられている。花は3日ほど前に開花し、満開の今が見ごろだという。園児たちは「白くて奇麗」と目を輝かせながら、花に顔を近づけるなどして香りを堪能していた。
また、同日にはお茶会が開かれ、同園年長園児28人が参加した。お茶会は境内の美しいツツジを楽しもうと、毎年開かれている。園児たちは最初、緊張した面持ちで座敷に正座していたが、菓子のまんじゅうが出てくると、途端に表情を和らげた。そして、いよいよ茶を一服。深緑に泡立つ抹茶を少しずつ口に運びながら、「苦い」と声を漏らす園児も。用意された茶わんには日本昔ばなしの絵柄が描かれており、園児はそれぞれの茶わんを見せ合いながら、お茶会の雰囲気を味わっていた。中村琉唯くん(5)は「お茶はちょっと苦かった。でも、楽しかった」と話していた。