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直江津東中がロボコン全国大会で審査員特別賞

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20150128直江津東中ロボコン1縮小.jpg

写真=入賞チームの4人(左から小出君、高宮君、廣川君、今井君)

20150128直江津東中ロボコン2.JPG

写真=製作した「机の脚拭き取り機」(コンテスト映像より)

 24日に東京で開催された「創造アイディアロボットコンテスト全国中学生大会」に出場した、上越市立直江津東中学校情報科学部の生徒2チームのうち、3年生チームが見事4位に入賞。審査員特別賞も受賞した。同じメンバーで3年連続全国大会に出場し続け、ようやく得た成果だけに、喜びもひとしおの様子だった。
 同コンテストは、全国中学校技術・家庭科研究会が主催。同校3年生チームは「オートデスクレッグワイパー(机の脚拭き取り機)」、1年生チームは「半自動エサやり機」を製作し、ロボットの機能や性能を2分以内の映像で紹介する「映像作品部門」に出場した。
 昨年11月の県大会では1位2位を独占し、関東甲信越ブロック大会へ進出。12月のブロック大会でもそれぞれ3位と5位に入賞して全国大会へと進み、今回の成果を勝ち取った。
 3年生チームの小出玲玖君(15)、高宮隼君(15)、廣川涼君(15)、今井悠翔君(14)の4人は、これまで2年間「自動種まき機」で挑戦してきたが、全国大会入賞には届かなかった。掃除の時「腰が痛い」という教諭の一言で思いついたという「机の脚拭き取り機」はフォークリフトで机を持ち上げ、回転スポンジで脚の裏を清掃するもの。ブロック玩具で知られるレゴ社の教育用ロボットキット「マインドストーム」を駆使し、ロボットの機構や制御プログラムを組み上げ、キットにない部品は自分たちで作り出した。
 ロボットの設計と制御プログラムを担当した小出君と今井君は「適正な動きを見つけ出すのに試行錯誤を繰り返した」、組み立てを担当した廣川君は「1、2年生の時の経験が『ものを動かす』機構を考え出すのに役立った」、プレゼンテーションを担当した高宮君は「いかに簡潔にアピールできるかが難しかった」とそれぞれ大会を振り返った。
 同部顧問の松風嘉男教諭(43)は「彼らが2年間の挑戦を顧みて、その経験を前向きに生かしたのが良かった。また必要な動作を論理的に分析してプログラムを組む能力を身につけたのも大きい。この能力を将来生かしてもらえたら」と今後に期待を寄せた。


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