写真=円筒形のクライミングウォールで遊ぶ児童
今年で創立50周年を迎える上越市南本町3のいずみ幼稚園(井上照裕園長)がこのほど、円筒形のクライミングウォールを園庭に設置した。50周年記念事業の一環で導入し、同園では「他の遊具とは違う動きをするので、体を使って楽しく遊んでほしい」としている。
クライミングウォールは高さ約2・3メートル、直径約1・5メートル。猿やキリン、象など動物がかわいらしく描かれている。園児は外壁に無数に付いているホールドと呼ばれる突起をつかんだり、足を掛けたりしてクライミングウォールを1周するように横方向に移動する。
1964年開園の同園が創立50周年記念事業として5月に園庭に設置した。一般的にクライミングウォールというと室内にある平面の壁型が多いが、同園では自然豊かな園の庭で、園児に考えながら体を動かしてもらいたいとして、デザインなどを踏まえて円筒形を選んだ。円筒形のクライミングウォールは市内の幼稚園で初めてという。
井上園長は「クライミングウォールはつかんで体を支えたり、足をつっぱった状態で移動したりする。ほかの遊具とは、少し違う動きをする。楽しく遊びながら体の動かし方などを学んでもらえれば」と話している。
園児は給食後などにクライミングウォールで遊んでいる。高橋結愛ちゃん(5)は「上りながら遊ぶのは楽しい。絵もかわいい」と話した。