写真=限定販売の創業125年記念ワイン
上越市北方の岩の原葡萄園(坂田敏社長)は創業125年を記念して創業記念日にあたる21日、赤ワイン「岩の原ワイン マスカット・ベーリーA2007 125年記念」を発売した。自園で収穫されたブドウを60か月間、瓶で熟成させたワインで販売数量は500本限定。上越地域を中心に県内の酒販売店で取り扱う。
岩の原葡萄園は1890年、「日本のワインぶどうの父」と言われる川上善兵衛が創業し、今年の6月21日で125年目に入った。マスカット・ベーリーAは1927年に善兵衛が生み出した国産ワインの代表的な品種で、2013年には国際ブドウ・ワイン機構に登録された。
記念ワインは2007年に、自園で収穫されたマスカット・ベーリーAを100%使用。1898年(明治31年)建造の「第二号石蔵」で60か月間、瓶に詰めた状態でじっくり熟成させた。
2007年産のマスカット・ベーリーAを使ったワインは国産ワインコンクールで金賞を獲得。岩の原葡萄園では「熟成期間5年というのは私たちとしては最長。良質なブドウで作ったので、ぜひ試してほしい」としている。
720ミリリットル入りで価格は6480円(税込)。問い合わせは岩の原葡萄園528・4002。