Quantcast
Channel: 新着情報 | 市民新聞 上越よみうり
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1538

開府400年で歴代藩主銘盤を設置

$
0
0

高田藩の歴史1.jpg

写真=設置された歴代藩主銘盤を見る上越教育大付属中の生徒たち

 高田開府400年を記念して公益財団法人「旧高田藩和親会」(岩田武理事長)は上越市の高田公園内に高田藩の歴史を年表形式で示した「歴代藩主銘盤『高田の歴史』」を設置し21日、除幕式を行った。
 旧高田藩士の子孫らでつくる同会は、高田開府400年を迎えるに当たり、高田藩の歴史を次世代に継承しようと昨年から計画してきた。歴代藩主とその統治期間をはじめ、石高、高田藩領内と国内外の出来事を年表で現した。長さ9メートル、高さ約2メートルの金属製で、高田城三重櫓の北側に設置された。
 除幕式には、村山秀幸市長らのほか高田藩を治めた榊原家の17代当主、榊原政信さん(68、東京都在住)が出席し、テープカットが行われた。
 同会の岩田理事長は「この銘盤で市民や小中高生に郷土の歴史に関心を持っていただき、末永く学習のお役に立てればこれ以上の喜びはない」とあいさつ。榊原さんは「榊原家は殿様としては大政奉還まで129年間こちらにいさせていただいた。和親会が作ってくれた銘盤を多くの人に見ていただきたい」と話した。公園内にある上越教育大付属中の生徒たちも除幕式に参加し、同会のメンバーから説明を受けていた。

関連事業多彩に

 同会主催の事業として、大手町の榊神社境内にある雙輪館で7月21日まで、歴代の榊原家の藩主が使った兜や太刀といった武具などを公開している。入場は無料。また、7月1日からは本町5のミュゼ雪小町でも「旧高田藩榊原家御国附寺院『お宝展』」が開かれる。会期は同21日まで。
 このほか、市立総合博物館では「榊原家のれきし絵巻─高田の殿さまとその系譜」と題した企画展が開かれている。会期は9月15日まで。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1538

Trending Articles