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低温保存でまろやかに 新潟第一酒造がまつり酒を雪室搬入

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写真=まつり酒が雪室に搬入された

「越の白鳥」などの銘柄で知られる「新潟第一酒造」(上越市浦川原区横川)は20日、今年10月に開かれる「越後・謙信SAKEまつり」で使用するまつり酒「車懸」を、同市安塚区和田の和田雪室に貯蔵した。9月下旬までの約半年間、まつり酒を低温で貯蔵し、イベント本番に備える。

「越後・謙信SAKEまつり」で使用するまつり酒は、県酒造組合高田支部に加盟する15の蔵元が毎年持ち回りで仕込んでおり、今年は同酒造が担当することになった。「車懸」の名称は、上杉謙信が川中島の戦いで用いたとされる戦術の名前に由来する。

同酒造によると、今年のまつり酒は酒米「五百万石」と「こしいぶき」を精米歩合60%まで磨き上げた特別純米酒。今年1月から仕込みを行ってきた。低温の雪室内で保存することで、日本酒の鮮度を保つことができるほか、まろやかな味わいに仕上がるという。

この日は、同酒造の原料生産主任を務める村松誠さん(47)と醸造責任者の岩崎豊さん(42)が雪室を訪れ、フォークリフトを使って一升瓶500本を運び込んだ。雪室を管理する公益財団法人雪だるま財団によると、約300㌧の雪を貯蔵する室内は気温1度、湿度90%以上の環境が保たれているという。

まつり酒は貯蔵後、10月21、22日に上越市の高田本町商店街で開催される「越後・謙信SAKEまつり」で限定販売される予定。

岩崎さんは「おいしいお酒が完成したと思うので、たくさんの人に味わってもらいたい」と話している。


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