写真=優勝して県大会出場を決めた大潟フェニックス
第32回読売学童野球上越支部大会(読売新聞社、新潟南部読売会など主催)は16日、最終日の準決勝、決勝戦を迎えた。上越市少年野球場で行われた決勝戦は熱戦の末、上越市の大潟フェニックスが柏崎市の北条JBCを10−3で破り、初の県大会出場を決めた。
決勝戦は北条が一回裏、2点を上げて先制した。追う大潟は二回表、4番中嶋空翔からの3連打で一気に同点とし、この回は打者10人を送る猛攻で計5点を上げ逆転した。三回裏には左中間の大飛球を中堅の白川大暉(大潟)が飛びついて捕球し投手を盛り立てた。直後の四回表には機動力を発揮して塁をかき回し、2点を追加。五回には新保良真の左翼線を破る適時二塁打で1点を、六回には竹内心之助の左前適時打などで2点をダメ押しした。投げては、先発の新保良真が強力打線の北条を散発4安打に抑える好投をみせた。
山川敏雄監督は「大会を通じ、良く打った印象。取られたら取り返すという理想的な得点ができた。積極的に次の塁を狙う姿勢も本番で良くできた。県大会では一つ勝って決勝に行きたい」と喜びを話した。
新保良真主将は「初回はいやな流れだったが、二回に打者一巡して勢いに乗った」と話していた。
表彰式では読売新聞新潟支局の春日貴光支局長が、大潟フェニックスに賞状、優勝旗、優勝杯を手渡した。準優勝は北条JBC、3位は清里ジュニアと板倉スポーツ少年団だった。
優勝した大潟は、8月20日に長岡市の悠久山野球場で開催される県大会に出場する。