写真=水澤課長(右)指導の元、関川河川敷でパトロールする城西中の3人
上越市立中学校の2年生が市内の事業所へ職場体験に行く本年度の「上越『ゆめ』チャレンジ事業」が4日、スタートした。8月26日まで全6期で順次実施され、現在は第1期(4〜8日)として城西、春日の2校が参加している。
2008年度からスタートし、今年で9年目。社会人としての基礎や、よりよく生きるための力を身に付けることなどを目的としている。本年度は6期間に市立中学22校の2年生1514人が参加し、市内の飲食、小売、医療、福祉、理美容、製造、教育といった事業所で5日間ほどの就業体験を行う。今回は465の事業所が受け入れ協力を申し出ている。
国交省高田河川国道事務所には現在、城西中の田崎駿之介君(14)、田中裕二郎君(13)、下鳥和行君(14)の3人が訪れている。4〜8日までの5日間、3人は関川河川や道路などのパトロール、橋梁点検、上沼道の工事現場見学、上越防災支援センターや上越除雪ステーションなどの施設見学を行うなど、経験や知識を深めていく。
5日午前は関川河川敷パトロールに同行。河川敷を市民らが安全に利用できるように定期的に実施しているもので、春日新田親水施設では周辺の安全確認点検やごみ拾いなどを行った。
田崎君は「普段とは違う活動で良い経験になると思う。職業を選ぶ参考にしたいし、あいさつをしっかりするなど、最後まで頑張りたい」。3人の指導を担当した水澤和久河川管理課長は「3人とも何事にも興味を持って真面目に取り組んでいる。将来が楽しみ」と語っていた。