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院内暴力に備え県立中央病院看護師ら護身術学ぶ

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写真=腕を振り上げる練習を行う病院関係者ら

 院内で起こる暴力や暴言への対応力を身に付けようと、上越市新南町の県立中央病院で1月29日、防犯研修会が開かれた。看護師など同病院関係者約50人が参加し、警察署員から暴力への対応法や護身術などを学んだ。
 同病院によると、院内ではまれに暴れる患者がいるという。研修会は、患者を傷つけず、職員も身の安全を確保できる正しい対処法を学ぼうと、毎年実施している。
 同日は上越警察署生活安全課の磯部仁係長や警務課の多田信弥係長ら4人を講師に招き、講義と実技の2部制で開いた。
 前半部は、磯部係長による講義を実施。患者が興奮している場合、二人以上で冷静に対応して事態の収拾を図ること、患者からセクハラを受けた場合、我慢しているとエスカレートするためすぐに上司へ報告すべきなどと説明した。
 後半部は、護身術体験を実施。多田係長は「腕をつかまれた時は、手のひらを合わせて突き上げたり、腕をねじったりすると振りほどける」「後ろから抱き付かれた時は、両肘を脇腹に付けると抜け出せる。腕を振り上げることも効果的」などと手本を示しながら紹介。参加者は二人一組となり、多田係長から学んだ護身術を実践していた。女性が男性の腕を振りほどく場面もあった。
 同院看護師の吉原麻美さん(34)は「腕を振りほどくのはそれほど難しくなかった。初参加だったけど、私でもできることが多かったので役に立った」と話していた。


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