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18歳選挙権で高校生が上越市議会傍聴

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高校生市議会傍聴.jpg

写真=市議会の一般質問を傍聴する関根学園高校の3年生

 上越市の関根学園高校の3年生が9日、開会中の上越市議会本会議を傍聴し、議会や選挙の仕組みなどを学んだ。来年夏からの選挙権年齢18歳への引き下げに向けたもので、11日までの3日間で同校の3年生約200人が傍聴する。
 選挙権年齢の引き下げは、今年6月公選法改正によるもので、来年夏の参院選から適用され全国で約240万人、同市では3900人が新たに有権者となる。同市選挙管理委員会が年齢引き下げに向けた主権者教育の一環として同校に呼び掛けたところ、今回市議会傍聴が実現した。
 9日午前は34人の生徒が市役所を訪れ、最初に政治の役割や選挙の仕組み、投票方法や選挙運動、市議会の仕組みなどについて選管事務局からオリエンテーションを受けた。今年4月の県議選の上越市の投票率は46・47%で、20代では22・44%とさらに低く、若者の声が政治に反映されない現状などについても説明を受けた後、市議会本会議の一般質問を傍聴した。
 本会議場ではちょうど柳沢周治議員(市民クラブ)が選挙権年齢引き下げについて一般質問しており、柳沢議員は「皆さんにとっては動揺する気持ちも多いと思うが、理解と関心を高めてほしい」と高校生に呼び掛けた。
 初めて市議会を傍聴したという檜木大地君(18)は「大勢の大人たちが真剣に議論しているのを見て関心を持てた。自分の1票で政治が変わるというのは重いと感じた」と話した。杉田純子さん(17)は「正直これまでわたしの1票はそんなに重いとは思っていなかったが、今回話を聞いて若者の意見を政治に反映するには投票しなければと思った」と話していた。


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