写真=バイキング方式で各地区の料理を皿に取る参加者
JAえちご上越女性部の直江津基幹支部(大堀幸子支部長)は26日、上越市春日新田5の同JA有田支店の大ホールで、「直江津のごっつお持ち寄りパーティー」を開いた。地域の食材をふんだんに使った手作り料理25種類を食べ比べながら、親睦を深めた。
食文化の継承や地産地消運動の拡大などを目指し、約10年前から毎年開かれている。同支部の女性ら約90人が参加し、有田、保倉、谷浜、桑取など6地区ごとに自慢の料理を作って持ち寄った。
料理は押し寿司、のっぺ、大根の甘酢漬け、ぜんまいの煮物などの伝統料理のほか、「サトイモのクリームコロッケ」「フルーツきんとん」「大根とさつま揚げのワサビマヨネーズあえ」「ニンジンジュースの赤飯」など、洋風の味付けの料理も並んだ。各地区で日常的に食卓に上る素朴な料理が多く、参加者は何種類も皿に取って食べ比べていた。
サトイモのゴマあえを作った八千浦の田村幸子さん(62)は「20年以上も前に料理教室で覚えた料理を思い出して作ってみた。彩りに大根の葉を入れた。たくさん作ったので、イモの皮むきが大変だった」と話していた。
開会前には、隣接する旧Aコープ上越店内に完成したばかりの組合員用調理室「あぐりキッチン」の調理台やみそ加工室を見学したほか、トマトと落花生など、一緒に植えるといい野菜や、肥料に関する学習会を開いた。