写真=リングキャッチャーに挑戦する子供たち
落下したリングがひもにからんで落ちない不思議現象が体験できる「リングキャッチャー」が、上越市下門前の上越科学館で23日まで開かれた「青少年のための科学の祭典」の上越大会で子供たちに人気を呼んでいた。
リングキャッチャーは90センチほどのひもを輪にしたものと、直径4センチのカードリングを使う。ひもに金属のリングを通して落とすと、ほとんどの場合は下に落ちるが、コツをつかむとひもにからんで落ちない不思議な現象が起きる。担当者は「手品のようだが、立体の落下に伴う物理現象で、タネも仕掛けもある。1分間に3回成功すればマスターに認定したい」と話す。
1回でも成功すればリングとひもの一式がもらえる。兄弟で挑戦していた高沢滉貴君(小学4年)は2回目で成功してハイタッチで大喜び。兄の駿介君(小学5年)は40回ほど挑戦してようやく成功し「できて良かった」と安堵の表情を浮かべた。滉貴君は「全部で3回成功した。おばあちゃんに自慢する」と話していた。
会場ではこのほか、偏光シートを使った万華鏡作り、ジェル状のろうを使ったかわいいキャンドル作り、星座早見盤作りなど、企業や大学、科学施設などが15のブースを出展された。