写真=高校生により作られる肉まんは、1個100円
写真=今回初めて作られた公式グッズ
上越地域の酒の一大イベント「越後・謙信SAKEまつり2014」(同実行委員会主催)が25、26の両日、上越市高田地区の本町3・4・5丁目商店街で開催される。9回目を迎える今回、実行委員会が初めて公式グッズ2種を販売するほか、市内の料亭や高校生などが同まつりのために開発した発酵食品の新メニューを提供するブースも出店。多彩な新商品で盛り上げる。
公式グッズは「ペットボトルホルダー」と試飲グラスを首から下げられる「おちょこストラップ」の2種類。同まつりでは試飲用のおちょこを購入すると水入りのペットボトルがセット販売になる。だが、おちょことペットボトルを同時に持つと両手がふさがってしまい、「食べ物を一緒に楽しむことができない」ということから販売が決まった。おちょこストラップは落下防止や紛失予防にも効果的だ。「ペットボトルホルダー」はカラビナ付き。400個限定で500円。2色を用意した。「おちょこストラップ」は500個限定で800円。ひもにはまつりに参加する上越の酒蔵のロゴが入っている。販売場所は本町5丁目のあすとぴあ高田前の試飲グラス販売所隣。
実行委員会は「初めての公式グッズが誕生した。手ぶらで食を楽しんでほしいし、この会場でしか手に入らないので、ぜひ購入して」と話している。
発酵食品ブースでは「酒に合う新感覚『発酵のまち上越』フードの発信」をコンセプトに、県立高田農業高校、同海洋高校、長養館、宇喜世、やすねが、それぞれ発酵食材を使った自慢の新メニューを提供する。
このうち、県立高田農業高校は食品科学科栄養科学コースの3年生20人が携わる。当日に向け、生徒たちは準備や商品製作に励む毎日だ。
今年は、地場の転作大豆を使った「テンペ揚げ」(150円)、「塩糀肉まん」(100円)、「特製味噌のもつ煮込み」(300円)をはじめ、酒粕を使ったスティック状のクラッカー、漬物といった7品を販売する。生徒たちはこれまで、教職員の意見を聞きながらメニューを開発。2~4人のグループに分かれ、製作に取り組んできた。
菊川一哉君(18)は「おいしいと言ってもらえるように頑張ってきた。完売できたらうれしいです」と話した。同校の販売は午後4時まで。
会場では上越地域蔵元の日本酒とワインが1000円で試飲できるほか、地元グルメなども多数出店する予定。飲食以外に多彩なイベントも行われる。初日午後3時からは「アイドルまつり」も予定されており、まつりに花を添える。
なお25日午前6時から26日午後7時30分まで本町通りが車両通行止め。