写真=今年のブドウは7月の日照量の多さから糖度は高いという
上越市北方の岩の原葡萄園で16日、本年度のワイン用ぶどうの収穫・仕込み作業が始まった。収穫には連日、25人ほどが作業にあたり、10月末まで行われる予定。
期間中に収穫される品種は、白ワイン用の「ローズ・シオター」「シャルドネ」「レッド・ミルレンニューム」、赤ワイン用の「ブラック・クイーン」「マスカット・ベーリーA」「カベルネ・フラン」の6品種。栽培担当の西山行男さん(50)によると「7月は比較的雨が少なく、日照量が多かったので、糖度の高いブドウができた。8月の長雨で例年より腐敗も多くあったが、9月に天候も回復し、腐敗も進行していない。今年もおいしいワインができるのでは」と話した。
このうち18日には、西山さんら同園職員らが、栽培面積が30アールの「シャルドネ」、60アールの「レッド・ミルレンニューム」の収穫を行った。
途中、雨に見舞われたものの、ブドウ房をそっと持ち、腐敗した部分などを丁寧に切り落としながらカゴに入れる作業を進めた。
10月4、5の両日は、2年ぶりの収穫祭を開催する。事前に申し込むと、ブドウ収穫体験もできる。
申し込み、問い合わせは同園528・4002。