写真=手前の絵画は西田俊英「ほおずき」
上越市本町5のギャラリー祥は現在、「感謝の月」と題して美術品の企画展を開いている。24日まで。
半期に一度のセールで、気軽に見て楽しめる。美術品を中心とした100点余りを表示価格の20~60%引きで提供。物故作家の描いた希少な作品にとどまらず、日常使いの器類は数百円から並び購入しやすい。
小林古径や富岡惣一郎をはじめ、現在も活躍を続ける柴田長俊ら地元縁の作家による絵画をはじめ、陶芸家・齋藤三郎の「色絵木瓜文壺」も存在感がある。
一方、マイセンやロイヤルコペンハーゲンといった磁器・陶器の名窯、ローゼンタールなどの洋食器ブランド製のコーヒーセットや透かし皿は優美な魅力。また、富山県高岡市の鋳物は今すぐ使いたい涼しげな印象の食器類が中心で、澄んだ風鈴の音が美しい。
このほか、茶道具やガラスの食器や花挿しが数多く展示されている。
午前10時30分から午後7時まで。日曜は午後6時閉館。月曜定休。同企画展終了後の25日から9月1日までは休み。