写真=飼育員に抱かれて公開されたマゼランペンギンのひな
マゼランペンギンの飼育数日本一を誇る上越市西本町4の市立水族博物館(中村幸弘館長)で12日、マゼランペンギンのひなが報道陣に公開された。同館によるとふ化から約2か半ほどで1人立ちすることから、7月上旬~中旬にかけてペンギンランドで見ることができる。
同日に公開されたひなは13歳のオス親、12歳のメス親から誕生。4月16日に産卵し、5月31日にふ化した。体長は約23センチ、体重は720グラム。体はふわふわとした毛で覆われており、つぶらな瞳をキョロキョロさせていた。
同館には、106羽のマゼランペンギンがおり、5人の職員が飼育している。今年は3月9日から5月18日の期間に34ペアから65個が産卵された。5月6日からふ化が始まり、現在は10羽のひながいる。このほか、抱卵数は4個。
マゼランペンギン飼育担当の篠原里美さん(23)は担当して2年目。「ひなや卵に水をかけないよう、細心の注意を払います」と話し、「(ひなの一般公開後)先輩ペンギンの中で一生懸命歩く姿を大勢の方に見てもらいたいです」と話していた。