写真=先輩看護師上原さん(右)、患者と談笑する熊木さん
上越市東雲町1の新潟労災病院(松原要一院長)は24日、看護学生を対象にしたインターンシップ(就業体験)を実施した。県立看護大をはじめ、県内3校から9人が参加し、同病院についての特徴や職場環境などの知識を深めた。
職場環境を実際に知り、将来の自己イメージと照らし合わせることや、先輩看護師との交流を通して看護実践することなどを目的に毎年実施している。
古川優子看護部長から病院概要や説明を受けた後、学生が1人か2人に分かれ、八つの病棟へ見学・実践に向かった。
このうち、同市大潟区出身で県立看護大に通う熊木理沙さん(21)は外科病棟の看護師、上原亜香音さん(28)から指導を受けながら実習。
熊木さんはやや緊張しながらも、患者との対話を行ったり、病室からの移送を担当した。また、清潔ケアや処置などの見学も行った。
熊木さんは「地元での就職を考えているので、体験を希望しました。病院の雰囲気もよくわかります」。また、先輩看護師からは「オペ前の患者さんの不安な気持ちを軽減させる心がけなどを学びました」と話していた。
同病院のインターンシップは今年8月にも実施予定。