写真=行列ができる人気ぶりだった実験コーナー
上越市土橋の市民プラザ内にある市環境情報センター(田中章夫センター長)で23日、「環境情報センターまつり」が開かれ、親子連れら約700人が参加した。毎年春と夏の年2回行われてきた恒例イベントだが、今月で同センターが廃止されるため、最後の開催となった。
楽しみながら環境問題について学んでもらおうと、同センターと環境をテーマに活動している市民団体が協力して開催。牛乳パックやペットボトルなどの廃材を使用したエコ工作やクイズ大会などが行われ、朝から親子連れなどでにぎわいを見せた。
エコ工作はペットボトルを切って作るけん玉作りをはじめ、牛乳パックを使ったベロ出し人形やパクパクおもちゃ作り、木やどんぐりを使ったメモスタンド作りが行われた。また、「レインボー発電に挑戦」と題した実験が行われ、行列もできた。
柿崎区柿崎小に通う箕輪侑季さん(8)は妹の亜唯さん(5)とメモスタンド作りに挑戦。「とても楽しかったし、うまくできた」。母親の朋香さん(34)は「環境について学ぶ良い機会ですね」と話した。田中センター長はまつり終了後、「工作や実験など、全部を体験した子供たちもいました。活気にあふれたまつりになりました」と話していた。
市によると同センターは環境保全団体の活動拠点としての利用が減少していることから、市民ニーズなどのあり方を見直した結果、3月で廃止されることになった。今後はホームページ、機関紙発行などの情報発信や、出前講座、出張展示などで市民への啓発を行う。また、体験学習や実験工作、展示などについては上越科学館が担い、今後も学習環境を提供していくという。