写真=水回りの点検を行う会員
上越地域の建具職人で構成される「上越建具組合連合会」(内山茂会長)は20日、上越市内2か所の保育園で、戸の建て付けなどを修繕するボランティアを行った。職人らは自慢の腕前で園内設備の修繕に励んだ。
同会は1999年から毎年春に、複数の市立保育園に出向いて修繕ボランティアを行っている。4月10日の「良い戸の日」にちなんだ活動で、入園式などの時期を避けるため、毎年5月前後に保育園を訪問している。
この日は7人の建具職人が和田保育園と春日保育園を訪問。このうち和田保育園では、引き戸の調整や水回りの点検、雨除けの修繕などを行った。職人らは園児が使用する上で危ない場所がないかを確認し、慣れた手つきで作業に励んだ。
小川建具店(板倉区吉増)の小川正雄さん(75)は「(修繕することで)園児や職員が利用しやすい保育園になればありがたい」。高波建具店(大島区大平)の高波一晴さん(66)は「園児がけがをしないよう、設備上の危険がないかを確認した。園児には安心して遊んでもらえるはず」と話していた。