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Channel: 新着情報 | 市民新聞 上越よみうり
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水難事故に注意して 消防署などが合同救助訓練

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20160719合同水難訓練.jpg

写真=本番さながらに行われた救助訓練

 水難事故が増える本格的なレジャーシーズンを前に19日、上越南・北消防署と県消防防災航空隊が関川河口付近で合同の水難訓練を実施した。事態を想定した本番さながらの救助艇などによる捜索・救助訓練のほか、ヘリコプターによるつり上げ救助訓練が行われた。

 上越北署を中心に南署の指揮隊と水難救助隊、県消防防災航空隊の総勢30人が参加した。水難救助の知識や技術などの習熟と、連携の確認が目的。

 訓練は荒川橋から2人が落ちて流されたという設定で行われた。通報を受けて、折りたたみボート1艇と水難救助艇2艇が荒川橋下流を捜索し、助けを求める1人を救出。「もう一人は下流に流されていった」という証言から捜索範囲を広げ、水難救助隊が船見公園海岸沖合に沈む要救助者役の人形を発見し、海面に引き上げて確保した。到着した同航空隊のヘリコプターが海上でホバリングしたまま人形をつり上げて救助すると、臨時発着場に設定した三の輪台いこいの広場まで輸送を行った。

 北署の水難訓練は毎年実施しているが、ヘリコプターを使った訓練は6年ぶり。また、同航空隊にとってもヘリコプターは4月に新機体となったため、同機体による水難救助訓練は初となった。

 上越北署の蓑輪和彦署長は「毎年のように水難事故が起きている。思いもかけず大きな波が来たり天気の急変があるので気を抜かず、子連れの方は自身と子の安全を注意してもらいたい」と話した。


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