写真=写真パネルを見る市民
戦争の悲惨さと平和の尊さについて認識を深めるための「平和展」が、上越市高田図書館の小川未明文学館で開催している。24日まで。入場無料。
同市は戦後50年となる1995年に「非核平和都市」を宣言しており、同展は宣言に基づく取り組みの一環。
高田出身の将校が日中戦争に出征した際のトランクや、戦地から故郷へ宛てた軍事郵便など実物資料30点のほか、広島市の広島平和記念資料館所有の原爆投下前後の町の写真、市民が描いた絵などを展示している。
同市北城町1の長谷川正さん(81)は資料を見て「国民学校の4年で終戦を迎えたことを思い出す。あの時代に戻ることのないよう、平和が続くようにという思いを強くした」と話した。
16、17の両日には、広島市の爆心地から2㌔離れた自宅で被爆したという瀬越睦彦さんを招き講演を行う。16日は午前11時から午後0時と、同2時から同3時。17日は午前11時から午後0時。
19日と21日は休館。午前10時から午後6時。最終日は同3時まで。