写真=地鎮の儀式を行う村山市長
上越市立春日新田小の一部と同市立小猿屋小を統合して新設する、有田地区の新小学校の建設工事安全祈願祭が29日、同市安江の建設予定地で開かれた。700人の児童が通うことを想定し、4階建ての校舎が建設される。2018年4月の開校を目指し、工事が始まった。
児童の多い春日新田小の校区を狭め、児童が減少傾向にある小猿屋小学校を統合する。校舎は鉄筋コンクリート造りで、延べ床面積は約8946平方㍍。普通教室24室と特別支援教室5室を設置し、全教室に冷暖房設備を整える。
校舎南側には、鉄筋コンクリート造りの体育館が設置される。延べ床面積は約2155平方㍍。3階には電気室を配置するほか、48時間稼働する自家発電装置も設置し、緊急時の避難所としても活用する。体育館の南側には、プールを配置する。グラウンドは校舎北側となる。学校全体の敷地面積は2万2660平方㍍で、工事にかかる費用は約44億円。17年12月末の完成を予定している。
建設業者などが主催したこの日の安全祈願祭には近隣町内会、市議会をはじめ、設計監理者、行政関係者ら約80人が出席。工事の安全を祈って、地鎮の儀式を執り行ったり、玉ぐしを捧げるなどした。
上越市の村山秀幸市長は「未来を担う子供たちのため、より良い環境を整備する。夢と志を育むことができる場にしたい」と話していた。