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商売繁盛願う"幸せの鐘"高井進さんが魚住かまぼこ店に寄贈

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写真=幸せの鐘を鳴らす田村社長(左)と高井さん

上越市春日新田5の魚住かまぼこ店(田村博社長)に6日、中郷区の陶芸家、高井進さん(78)制作の「幸せの鐘」が登場した。高井さんが同店のために制作した鐘からは、商売繁盛を願う甲高い音が鳴り響き、来店者を楽しませている。

同店は1969年創業。田村社長によると、機械を使わずに石臼練りの手法を使ってかまぼこを作る店は、県内では同店のみとなった。

高井さんは8月下旬、田村社長から「店に飾る鐘を作ってほしい」との依頼を受けて快諾。同店のイメージカラーである赤、白、青の3色を使って、4人の「幸せ童子」が乗る北前船の形に仕上げた。鐘のひもには、同店の人気商品「ハートのかまぼこ」を模した陶器三つつるした。

鐘の近くには、同店がこの秋に募集した「かまぼこ川柳」の入選作が書かれたおみくじを用意。来店時に無料で1枚引くことができる。最優秀賞作品の川柳が書かれた「魚吉」を引き当てると、景品として「ハートのかまぼこ」がプレゼントされる。

この日のお披露目式には、高井さんをはじめ、同店ファンクラブの会員や地元の町内会長ら約30人が出席。田村社長は「どこまでもおいしいかまぼこを、楽しく作り続けたい。そんな願いや祈りが鐘に込められている。ぜひ、多くの方に鐘の前で手を合わせていただければ」とあいさつ。高井さんは「機械を使わず、手作りでかまぼこを作り続ける姿に感動した。おいしいかまぼこを、ぜひ次世代にも継承していただければ」と話していた。


上越妙高駅東口謙信像の下に歴史刻む御影石

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写真=上越妙高駅東口の謙信像下に敷かれた御影石

上越妙高駅東口にある上杉謙信像の下には、赤みがかった一風変わった御影石が敷き詰められている。この石は1908年に高田へ帝国陸軍第十三師団が入城した際、建設した倉庫の床に敷かれていたもので、この地で100年以上の歴史を刻んでいる。倉庫解体に際して廃棄されるところを、同駅開業を記念して再利用されることになり、現在は謙信像とともに日々、人々の目に触れている。

倉庫は十三師団入城の際に大砲格納を目的に建てられたもので、陸上自衛隊高田駐屯地が3年前までテントやボート、スコップなどをしまう倉庫として利用していた。

同駐屯地によると、老朽化から2013年に解体されることが決まり、駐屯地での行事に出席した村山秀幸上越市長が御影石の存在を知ったことが契機となって再利用される運びとなったという。

解体した倉庫床面から掘り出した石は定形ではないが、縦50㌢、横80㌢、厚さ10㌢ほどで、全部で約400枚。阿賀野市産の御影石で「草水御影」「桜御影」とも言われ、その名の通り、うっすらと赤みがかっていて雨などでぬれると個々の濃淡が一層に際立つ色合いが特徴だ。

市は掘り出した400枚のうち300枚を譲り受け、そこから200枚を謙信像の足元に敷き詰めた。残る100枚については保管して、今後の活用方法を検討しているという。

同駐屯地の谷川勝浩広報班長は「何もなければ廃棄する予定の石だった。市からこのように活用していただき、大変ありがたい」と話している。

事前予約で待ち時間なし「共立代行」南高田にオープン

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写真=安全運行とマナーを磨き、顧客を無事に送り届けている共立代行

上越市南高田町に11月、オープンした運転代行の「共立代行」。待ち時間なしの予約システムと徹底した社員教育で、気持ちよく安全に顧客を自宅まで送り届けている。

一般的に運転代行は忘新年会シーズンや週末は特に混雑し、1〜2時間待つケースも珍しくない。同社は事前予約システムを採用しており、予約時間に必ず指定の場所に到着し利用客が待つことがないようスムーズなサービスを提供している。

「気持ちよくお酒を飲まれているお客様を、そのまま気持ちよく家までお送りすること」を徹底する同社。出社時には免許証、アルコールチェック、健康状態、正しい服装の確認を必ず行うほか、スタッフ全員で定期的に安全教育とマナー講習も受け、最高の接客ができるようサービス向上に日々努めている。また全国運転代行共済協同組合にも加盟しており、万が一の時の補償も万全だ。

営業時間は月水木曜が午後8時〜翌午前1時、金土曜が午後8時〜翌午前3時、日曜が午後7時〜深夜0時。予約は520・9871。普通自動車第二種免許所持ドライバーも募集中。

本町商店街今年の漢字は「挑」書道パフォーマンスで発表

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写真=高田本町商店街の今年の漢字は「挑」に決まった

上越市の高田本町商店街を漢字一文字で表す本年度の「本町の漢字」が10日発表され、「挑」に決まった。同市本町4のイレブンプラザで発表会が開かれ、春日書道教室(同市大豆1)の渡邉谿雪さんが市民らの前で書道パフォーマンスを行い、漢字を披露した。

同商店街が主催し、昨年から実施している。

漢字は10月15日から11月25日までの間に、同プラザに投函箱を設置するなどして募集。114通の応募があり、商店街関係者らが漢字を選定した。

高田本町の活性化に取り組む「高田本町まちづくり」によると、同商店街ピーアールアイドル「がんぎっこ」が全国のご当地アイドル日本一を決める大会に出場したこと、同商店街で日本一長い直線コースを用いたミニ四駆大会を開いたことなど、多種多様な挑戦を行ったことが、選定の理由だという。

渡邉さんが市民らの見つめる中、和紙に力強く文字を書いていった。日の丸を書いて同商店街の明るい未来を表現したほか、赤と金の紙吹雪で華やかさを演出した。

本町3・4・5商店街振興組合連合会の大原荘一郎代表は「多数の漢字が寄せられ、本町の町づくりにご理解をいただけていることを実感できた。来年も様々なことに取り組んでいく」と話していた。

書道パフォーマンスで書かれた文字は、13日から1月15日までイレブンプラザに展示される。

陶芸家の高井進さん 来年の十二支「酉」を窯出し

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写真=作品の出来を丹念に見ていく高井さん

上越市中郷区の陶芸家、高井進さん(78)が12日、自宅の工房で来年の十二支である酉をモチーフにした作品の窯出しを行った。まだほんのりと温かい陶製のニワトリを手にした高井さんは「この作品と一緒によい一年を過ごしてもらいたい」と話している。

高井さんは毎年最後の窯で来年の十二支を焼くことにしており、今回が13年目。はじめはわずかな希望者や自身のために5個程度制作していたが、希望者が増えてきたため、ここ数年は300個ほどを作っている。

今回制作したのは大中小のニワトリ360個。10日の午後11時に窯に入れ、12日の午前10時に窯出しをした。

高井さんは静かに窯の扉を開けると、整然と並んだ3種のニワトリを一つ一つ手に取って色合いや破損箇所がないか丹念に確認。赤や青で彩色された陶製の作品に話しかけるように「いい顔をしている」「かわいいね。いい色になったね」と出来を喜んだ。

十二支の制作をライフワークとする高井さんは「出来る限り続けていきたい」とし、「かわいい愛着あるデザインにし、手にした方が一年間、安心安全に過ごせるようにと気持ちを込めて制作した。ぜひお宅に置いていただき、良い一年にしてほしい」と話している。

作品は同市本町5のギャラリー祥で14〜18日まで行われる「高井進作品展」で展示販売される。

問い合わせは、高井さん0255・74・4020。

トキ鉄が「雪月花」運行プランに雁木通り散策ツアー導入

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写真=列車を降りた観光客をもてなすガイドら

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写真=雁木通りを案内する久比岐野観光ガイドの会のメンバー(左)。一番右は観光客の役を務める嶋津社長

えちごトキめき鉄道(嶋津忠裕社長)は23日から、リゾート列車「雪月花」の運行プランに、高田駅前の雁木通りを散策してもらう「雪国の雁木通りツアー」を冬季限定で追加する。13日には、観光案内を行う「久比岐野観光ガイドの会」のメンバーや高田本町商店街の関係者ら26人が、本番に備えて案内のリハーサルを実施した。

雪月花は今年4月に導入された同社初のリゾート列車。2両編成のディーゼル車で、国内最大級のパノラマウィンドーから上越地域の四季を楽しむことができる。

冬の運行は今回が初となる。上越の冬の景色をより身近に堪能できる場を設けようと、高田地区の雁木通りを歩くツアーを導入した。高田駅で約90分停車し、列車を降りて雁木通りを散策するほか、古くから伝わる防寒着「角巻」の試着や、高田地区で食べられている粟飴の試食などを行う。県外から来る観光客をもてなそうと、高田本町商店街の関係者や同商店街活性化を図る市民団体なども協力する。

リハーサルでは久比岐野観光ガイドの会のメンバーらが、観光客の役を務めた同社の社員らに高田の雁木通りを案内。同市本町6の町家交流館高田小町までを散策した。道中では「屋根に上るはしごは雪下ろしをするためのものです」「雁木通りがあれば、歩道の雪かきをする必要がなく、買い物に行く時などに便利です」などと紹介した。

同社の嶋津社長は「雪国の暮らしや雪景色を、地域の方々と触れ合う中で堪能してもらえたら。これから雪が降ることで、観光ツアーがより生きてくるはず」と期待を口にした。

12月中のツアー実施日は23、24日を予定している。1月以降の実施日など、詳細は雪月花のホームページ(https://www.echigo-tokimeki.co.jp/setsugekka/)を参照。問い合わせは同鉄道543・8988。

阿修羅像を1/2サイズで 柳澤篤さんがクラフト製作

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写真=ペーパークラフトで阿修羅像を完成させた柳澤さん

上越市上荒浜2の柳澤篤さん(69)はこのほど、ペーパークラフトで2分の1スケールの阿修羅像を製作した。柳澤さんは「本物と見違える人がいるほどの仕上がりになった。良いものができた」と手応えを口にしている。

柳澤さんは約40年前、ラジコン飛行機を作ったことをきっかけに、趣味で工作を始めた。木や紙を使用した置き物をはじめ、版画や水彩画、たこなどを作り続けている。自宅の車庫の2階に工房を構え、製作に励んでいる。「マジッククラブミラクルハンズ」にも所属しており、マジシャンとしての器用な手先で細かな作業も巧みにこなす。ペーパークラフトに取り組む際は、キットを購入することもあれば、自身で展開図を描いて製作することもある。

今回は、奈良の興福寺にある国宝、阿修羅像を製作。大きさは実物の半分にあたる約75㌢で、製作にかかった時間は70時間ほど。柳澤さんは「細い指を1本ずつ作るのに手を焼いた」と話す。出来上がった作品を目にした人の中には、本物の像と見間違えて合掌した人もいたという。展示用の土台は、100円ショップに売っている雑貨などを使って完成させた。

柳澤さんは「見栄えの良いものが出来上がった。とても満足している」と話している。

阿修羅像は来年2月16〜28日、市立直江津小学校1階の市シニアセンター直江津ふれあい館に展示される予定。マジックショーの依頼も受け付けている。

問い合わせは柳澤さん090・8593・8888。

年賀状の受け入れ開始 高田郵便局で初投函式

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写真=手書きの年賀状を投函する園児

全国の郵便局で年賀状の受け入れが15日から始まった。上越市大手町の高田郵便局(高橋和広局長)では、同市西城町2の上越カトリック天使幼稚園(岩崎守園長)の園児を招き初投函式を実施した。園児たちは絵やメッセージを書いた自筆の年賀状を大切そうにそっと専用ポストへ投函していった。

同園の年中と年長の園児43人が自筆の年賀状を持参。全員で童謡「お正月」を歌い上げると年賀状専用のポストへ投函した。中には投函口をのぞき込み、行く先を想像する子や、名残惜しそうに年賀状をなかなか手放さない子もいた。

同局では毎年380万通の年賀状を受け入れており、正月の三が日で350万通を配達している。

高橋局長は「年賀状の受け入れがいよいよスタートした。前島密の生誕地ということで、毎年他地域よりも一人あたり多く年賀状を出してもらっている」と話し、「なるべく25日までに出してほしい」と早めの投函を呼び掛けた。

年賀状を投函した同園年長児の山口凉君(6)は「鶏とかアヒルとか白鳥の絵を描いて、おじいちゃんとおばあちゃんに送った。届くのが楽しみ」と話していた。

同局での年賀状の受け入れは、窓口などで24時間受け付けている。


全国に挑戦!黒田小・小猿屋小5年生が東京のステージでダンス

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写真=黒田小5年生

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写真=小猿屋小5年生

上越市立黒田小の5年生29人と同小猿屋小5年生17人が26、27の両日に東京都港区の「赤坂BLITZ」で開催される「第4回全国小・中学校リズムダンスふれあいコンクール」(同コンクール実行委員会主催・内閣府など後援)にそれぞれ出場を決めた。2校の児童たちは間近に迫る全国の舞台に向けて懸命に練習に取り組んでいる。

全国の小中学校を対象に、1学級単位でエントリーするコンクール。女性ボーカルダンスグループ「SPEED」の今井絵理子さんらが審査員を務める。両校ともDVD審査を通過し、見事全国大会への切符を手に入れた。両校とも27日に開催される「小学生規定曲部門」に出場。同部門には全国から14チームがエントリーしている。

黒田小は昨年度の6年生に続いて2回目の全国出場。今年も「S・O・Pストリートダンススクール」代表の酒井武さんを講師に招き、6月から練習を重ねてきた。11月には長岡市のリバーサイド千秋で行われたダンスイベントにも参加し、大勢の観客の前で披露した。大会に向けて朝練に励むほか、自分たちの動画を確認しながら改善点を探る。担任の杉本慎一教諭は「本番、会場の雰囲気にのまれないで、普段の元気が出れば入賞もいけるのではないか」。丸山航生君(11)と齋藤陽香さん(11)は「みんなが一つにまとまっている。ペアで踊るところを見てほしいし、全国大会がとても楽しみ」と意気込んでいる。

小猿屋小は今年初めての挑戦。「観客を飽きさせないダンス」をモットーに、担任の本間陽子教諭の指導で7月から取り組んできた。本間教諭は「踊るのが好きなクラスなので、ぜひ挑戦したかった。人前で表現することに慣れていないけど、元気いっぱいの発表で(観客に)ダンスの楽しさを伝えることができれば」。現在は位置確認などをしながら更に統一感を出すよう取り組む。

キャプテンの酒巻将君(11)は「出場するからには全国優勝を目指す」、副キャプテンの加藤茉衣子さん(11)は「うまくそろわないところを、本番までに成功させたい」と話している。

海上保安庁図画コンクールで小学生2人に署長賞

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写真=受賞を喜ぶ小出さん(右)と渡邉さん

海上保安庁などが主催する「第17回未来に残そう青い海・海上保安庁図画コンクール」で、応募のあった394作品の中から、上越市立美守小2年の小出美来さん(8)と豊原小学校5年の渡邉朱袮さん(11)が上越海上保安署を受賞した。

同コンクールは海上保安庁と公益財団法人海上保安協会が「未来に残そう青い海」をテーマに毎年実施している。上越海上保安署(佐藤昭人署長)管内では、海に面した上越、糸魚川、柏崎の3市に加え、妙高市と長野市からも作品を募集。

今年は小学校低学年の部に160点、高学年の部に125点、中学校の部に9点の作品が寄せられた。

署長賞を受賞した小出さんはカラフルな甲羅のカメをはじめ、シュモクザメやマンボウ、クラゲなどの海の生物を描き、色使いの良さが評価された。渡邉さんは、球体となった海を両手で抱えて「海の環境を守る」様子を巧みに表現し、発想力とレイアウトの良さで受賞に至った。

署長賞を受賞した2人には賞状のほか、自身の絵をプリントアウトしたマグカップが贈呈された。

小出さんは「魚を描くところを頑張った。(マグカップをもらえて)うれしい」と語り、渡邉さんは「地球をイメージして、海を球体で表現した。賞を取ることができてうれしい」と話していた。

楽天の聖澤選手が技術指導 野球教室に子供100人参加

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20161218野球2.jpg写真=子供たちに直接バッティングを指導する聖澤選手

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写真=ユニホーム姿で子供たちの前に登場した聖澤選手

上越市木田2のバッティングドーム「ホワイトウェーブ」で18日、プロ野球「東北楽天ゴールデンイーグルス」の聖澤諒外野手(31)による野球教室が開かれた。地元の子供たち100人以上が参加し、聖澤選手からプロの技術を学んだ。

スポーツマネジメント会社の「アウトフィールドベースボールアカデミー」が主催した。聖澤選手のほか、元東京読売巨人軍選手で同アカデミーを主宰する田中健太郎さん(37)、元新潟アルビレックスBC選手の日野悠三さん(29)が子供たちの指導に訪れた。

聖澤選手は俊足巧打の外野手で、2012年にはパシフィックリーグ盗塁王にも輝いている。この日は、盗塁に不可欠な足の速さを鍛えるトレーニングを実施。膝のバネを鍛えるためには、立ち幅跳びが有効だと紹介した。聖澤選手は「俺の記録を超えたら、ユニホームをあげよう」と話し、子供たちの意欲を高め、立ち幅跳びの指導を行った。

キャッチボールの練習では「相手の位置に正確に投げよう」「捕球する側も、飛んでくるボールが多少ずれてもきちんと捕るという意識を持って構えよう」などとアドバイス。打撃練習では「両足のかかとが地面に付かないように気を付けて」と指導し、実際に手本を見せて子供たちに学ばせていた。

練習後には、参加者全員に聖澤選手のサイン入りパンフレットが配られたほか、記念写真の撮影会が行われた。

聖澤選手は「何かを教えると、子供たちからきちんと反応が帰ってきてうれしかった。野球人口が減ってきている中で、自分にできることをこれからも続けていきたい」と話していた。高志ビクトリーズの小林一輔君(11)は「自分ではなかなか気付くことができないポイントなどを教えてもらうことができた。プロ野球選手を間近で見ることができてうれしかった」と感想を語った。

冬でもホタルを楽しんで 八幡宮公園にイルミネーション

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写真=八幡宮公園に設置されたイルミネーション

上越市西本町3の八幡宮公園に18日、イルミネーション「人工ホタル」が登場した。500球のLED電球を取り付け、冬でもホタルの光を楽しむことができる。1月中旬までの期間中、午後4~8時まで点灯する。

上越の環境保全に取り組む「上越プラネット」(栗田朝子代表)と、同公園の整備に取り組む「八幡宮公園の自然を愛する会」(中井良海会長)が設置。両団体は3年前から、同公園の水質改善などを行い、ゲンジボタルの繁殖に取り組んでいる。栗田代表によると、今年の夏には同公園でたくさんのゲンジボタルを見ることができるようになった。

今回は、「夏だけでなく、冬もホタルを楽しめるようにしよう」(栗田代表)と、無作為に並べたLED電球の光をホタルに見立てるイルミネーションを設置。2018年には新水族博物館(西本町4)のオープンを控えていることから、地元の機運を高める目的もある。電源はソーラーパネルから供給される。

栗田代表は「直江津駅から水族博物館へ向かう際にこの公園に立ち寄ってもらって、夏も冬もホタルを見てもらえたらうれしい」と話していた。

通年で野菜を保管 「あるるんの杜」雪室で雪入れ作業

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写真=雪室内に雪を運び入れるJA職員

JAえちご上越が運営する、地場産食材の加工品などを取り扱う上越市大道福田の地産地消複合直売施設「あるるんの杜」で20日、建物に隣接する雪室に雪を入れる作業が行われた。低温熟成することで甘みが増すとされている「雪室野菜」を使った商品展開が期待されている。

あるるんの杜は6次産業化の推進などを目的に、地場産の食材を使った総菜などを販売している。雪室野菜を使った商品には、雪下ニンジンのプリンやシュークリーム、ジェラートなどがある。

あるるんの杜に隣接する約60平方㍍の広さの雪室は、農産物保管庫と雪保管庫の2部屋に分かれている。雪保管庫には最大10㌧弱の雪を保管することができ、室内温度を0〜5度、湿度を90〜100㌫に保つことができる。雪保管庫内の冷気を2つの部屋で循環させ、ユニットクーラーの冷気も利用することで、雪を長持ちさせる。冷房が設置されているので、夏に雪が解け切ってしまった場合でも、野菜を保管することができる。

同JAによると、雪とクーラーの冷気を用いたハイブリッド式の雪室は全国でも初めて。雪室の温度を0〜5度にすることで、野菜に含まれているデンプンが糖へと変わり、甘味が増すという。雪室内で保管した野菜は、調理してあるるんの杜で提供する予定。新メニューも考案中だという。

この日は同JA職員が安塚区内で約1・6㌧の雪をコンテナに詰めてトラックで運び、フォークリフトで雪室の中に入れていった。あるるんの杜と連携してメニューの開発を行っている上越教育大学の学生らも訪れ、雪室で保管された食材の変化を研究するため、保管庫に野菜を入れていった。

同JAの石山忠雄常務理事は「上越地域は雪が原因で、冬場の園芸振興に不利な面があったが、雪を逆手に取って野菜を作ることもできる。雪室で保管された食材の変化をしっかりと見極め、商品展開をしていきたい」と話していた。

水族博物館で「クリスマスナイト」23~25日の3日間

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写真=サンタダイバーがパフォーマンス

上越市立水族博物館は23~25日の3日間、1階の大回遊水槽マリンジャンボ付近で、カップル向けの参加型イベント「マリンクリスマスナイト」を開催する。ワイングラスのツリーをイルミネーションで彩るほか、音楽ライブ、サンタダイバーの水中パフォーマンスを実施する。イベントに合わせ、営業時間を午後6時まで1時間延長する。

ツリーは、ワイングラスに水を入れると、LEDで氷が7色に光る仕掛け。カップルで飾り付けをし、午後5時20分から点灯式を行う。

点灯式前の午後5時からは、県内で活躍する音楽ユニット「円(まどか)」が、歌と生ギターでクリスマスソングを披露する。

午後5時30分からは、マリンジャンボ内でサンタクロースのコスチュームを着たダイバーが、魚にえさをやるなどの水中パフォーマンスを繰り広げる。夜空をイメージした天井のイルミネーションが神秘的な雰囲気を演出する。

電話543・2449。

冬休みへ胸膨らむ 上越市内小中学校で終業式

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写真=笹川教諭と通知表を見る児童

上越市内のほとんどの小中学校で22日、終業式が行われた。児童や生徒たちは2学期を振り返り、これから始まる冬休みへ向けて期待に胸を膨らませた。

同市戸野目の市立戸野目小学校(杉田健一校長、児童147人)では体育館で終業式を実施した。杉田校長は「この2学期で一人一人が頭も体も心も成長し、大きくなった。全員やればできるという気持ちで新しい年を迎えて下さい」とあいさつ。各学年の代表が前に出て、漢字ドリルやおはようのあいさつ、文化祭、収穫祭など2学期でがんばったことを発表した。

式の後は、児童たちはそれぞれの教室で学級活動を行った。3年生(24人)の教室では笹川美智江教諭が「親子活動や高田公園への遠足、文化祭など、みんな意欲的に取り組んでくれた。学習面でも成長したと思っている。自信を持って3学期を迎えてほしい」と述べた。

一人ずつ児童の名前を呼び、通知表を手渡しながら、笹川教諭は「1日も休まなかったね。図工がんばったね」などと丁寧に声を掛けていた。

木嶋咲弥さん(9)は「文化祭で前島密についてステージ発表したのが思い出に残っている。冬休みはリズムある生活を送り、宿題をしっかりやって3学期を迎えたい」。小林和生君(9)は「(冬休みは)勉強や読書、ゲームやスキーなどいろいろやりたい。風邪をひかないよう過ごして3学期に備えたい」と話していた。

同市内の小中学校は来年1月6日または10日から3学期を開始する。


大人のための工作部活動 来年から毎月開催

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写真=1月製作の「紋切りコースター」

上越市在住の女性建築士・白石絵理さんを中心に、上越地域の建築関係3社がコラボレーションして行う大人のための工作会「ERI流*くらしの楽しみ方ぷろでゅーす 大人部活のインテリア工作会」が、来年1月から毎月1回開かれる。暮らしを楽しむ多彩な工作メニューがそろい、参加申し込みを受け付けている。

コラボするのは、白石さんと上越市富岡の工務店「未来 上越ウイング店」、妙高市の建材会社マドリエ上越。毎月テーマを変えながら暮らしを彩るグッズ作りを行う。

実施日と製作項目は、1月8日「紋切りコースター」、2月5日「ストローでつくるヒンメリ」、3月5日「LEDライトで光るおうち」、4月2日「ぺパナプリース」、5月14日「バスボム」、6月4日「七夕ガーランド」、7月2日「紋切りうちわ」、8月6日「ファブリックパネル」、9月3日「ハロウィンモビール」、10月15日「ビスケットオーナメント」、11月12日「クリスマススワッグ」、12月3日「紋切りポチ袋」。参加希望者は好きな回に申し込む。

「インテリアや心地良い暮らしについて分かち合いながら、一緒に部活動しませんか」と白石さんは話している。

時間は午前10時から正午。要予約。会場はウイングマーケット内の未来ウイング店で、申し込みも同店で受け付ける。電話527・5011。

幸せ"とり"込んで「和雑貨おおすぎや」で干支人形販売

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写真=かわいらしい表情と色彩豊かな尾が特徴の干支人形

上越市本町3の和雑貨おおすぎや(宮越紀祢子店主)で、毎年恒例となっている手作りの来年用オリジナル干支人形を販売している。かわいらしいニワトリをモチーフにしたもので、10種の柄を組み合わせた華やかな尾が特徴だ。

同店では25年前から古布を利用した干支人形を製作・販売しており、来年の干支である「酉」は3回目となる。当初は木綿生地を用いていたが、ちりめんに変更し、3年ほど前から更に上質なちりめんへと材料を切り変えた。

白い胴体に、真っ赤なとさかは帯あげで使う絞りを用い、表情はつぶらな瞳と黄色いくちばしが愛嬌たっぷり。尾は10種のちりめんを輪にして縫い付けたもので、色彩豊かな仕上がりだが、全体にマットで落ち着いた雰囲気となっている。

小物作り専門のスタッフと宮越店主がデザインから製作まで行うため、商品は完全オリジナル。バリエーション豊かな座布団に乗って高さが約12㌢。価格は1体2808円となっている。

宮越店主は「良い年を迎えていただくためにも、幸せを"とり"込む来年の干支人形をぜひ飾っていただきたい。数に限りがある訳ではなく、その都度作るが、店頭からなくなることもあるので購入はお早めに」と話している。

地方発送も受け付けている。問い合わせは525・2501。

謙信公祭を盛り上げる「上越後群龍隊」子供用甲冑を購入

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写真=甲冑を着た子供を囲み、勝どきを上げる上越後群龍隊メンバー

武者行列に参加するなどして、謙信公祭を盛り上げる「上越後群龍隊」(水島晃代表)がこのほど、子供用の甲冑2セットを購入した。25日には、上越市春日山町3の春日謙信交流館で子供たちが試着し、メンバーたちと一緒に勝どきを上げて喜んだ。

県内外の小学生から60代までの幅広いメンバーで構成されている同団体は毎年、同祭で用いる甲冑を業者からレンタル契約して使用している。

甲冑体験を通して郷土の武将、上杉謙信の義の心と謙信公祭に関心を持ってもらおうとする同団体は、これまで返却までの間、地元の市立春日小学校4年生のみを対象に総合学習で甲冑を着る体験をしていたが、より多くの人々に体験してもらおうと、本年度の地域活動支援事業を活用して甲冑2セットを42万円で購入した。

同日の試着披露にはメンバーら約20人が集まった。甲冑の内容は、はかま、陣羽織、こて、胴、烏帽子、刀などで、紫と赤を基調とした2セット。同団体の子供らが順番にメンバーから着付けをしてもらい、着心地を試していた。

市立春日小6年の太田汰一君(11)は「甲冑は着ると気持ちが引き締まる。自分たちの甲冑が手に入ってうれしい」。妹のちなつさん(9)は「初めて甲冑を着たが、こんなに重いとは思わなかったし、動くのも大変。かっこいい甲冑を着て、ぜひ謙信公祭に出たい」と着込んだ喜びを語った。

甲冑の一般お披露目は、来年3月18日に同施設で行われる「にぎわい市」(春日高士振興会主催)で試着体験として実施され、今後は同施設で常設展示していく予定。

水島代表は「これからは幼稚園、小学校、町内会や地域イベントなどでもどんどん貸し出していくので、これを機に多くの方に謙信公祭へ興味を持ってもらいたい。(甲冑を通して)子供のころから祭に興味持ち、参加してもらうことで謙信公祭が盛り上がっていけば」と話していた。

同団体は、これからも甲冑をそろえるとしており、クリーニング代のみで各種団体に広く貸し出しを行う。貸し出し時にはメンバーが同行して着付けする。

問い合わせは水島代表090・8853・8718。

台湾のテレビ番組制作会社が上越へ 観光スポットを下見

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写真=通訳を介して十返舎一九について話を聞く林さん(左から2人目)

台湾のテレビ番組制作関係者が26日、上越市を訪れ、来年4月に行うマスコミ向けツアーのための下見として観光スポットなどを巡った。外国人観光客を呼び込もうとする市職員の案内で、市内各地の歴史ある名所を訪れたり、上越ならではの文化に触れた。

上越市を訪れたのは、台湾でイベントの企画やテレビ番組の制作などを行う「德和活動公關有限公司」の林德和代表取締役と、テレビ番組制作関係者ら7人。

4月3〜7日に実施することになっている台湾のテレビ局スタッフや出版会社の記者などを案内するマスコミ向けツアーのための下見で、23日から来日しており、これまで妙高市周辺の観光地などを見てきた。

上越市が外国人観光客を呼び込もうと、2015年にインバウンド推進協議会を設立し、同年9月から集中的に台湾を対象にプロモーション活動を行っていることから案内役を務めた。

一行は26と27の両日で市内各地を巡ることになっており、初日最初は南本町3の高橋孫左衛門商店を訪れた。

高橋孫左衛門代表取締役は、登録有形文化財となった建物の話や、戯作者の十返舎一九が店の名を世に広めたこと、昭和天皇が幼少の頃から同店の粟飴を召し上がっていたというエピソードなどを説明。一行は通訳を介して熱心に話を聞き、メモを取り、カメラで建物などを撮影していた。

林代表取締役は「歴史があり、物語のある建物などは台湾では興味を持つ人が多い。上越市をしっかりと紹介し、台湾の客を連れて来たい」と話していた。

案内役を務めた市観光振興課の小沼修観光企画係長は「上越ならではの歴史や文化を中心に見てもらい、4月のツアーにつながるよう、しっかりとピーアールしたい。また、(一行が)どう思ったか評価を聞いて学び、今後につなげていきたい」と話していた。

一行はこのあと、東本町1の瞽女ミュージアムや本町6の高田世界館、本城町の小林古径邸、春日山城跡などを見学した。

今日27日は大島区菖蒲の飯田邸、北方の岩の原葡萄園を見学する。

活気の良い声響く 一印上越魚市場でサメの競り

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写真=サメの競りが行われた一印上越魚市場

上越市木田3の「一印上越魚市場」(尾崎徹社長)で27日、上越地方の正月料理として食べられるサメの競りが行われた。鮮魚店やスーパーマーケットの担当者らが会場に詰めかけ、用意されたサメを次々と競り落としていった。

上越地方の山間部などでは、正月料理としてサメの煮こごりや煮付けなどを食べる風習がある。サメの肉にはアンモニア成分が多く含まれており、腐りにくいことなどから、昔から山間部に暮らす人々のタンパク源として重宝されてきた。同社は正月用のサメを販売するため、毎年12月27日に競りを行っている。

今年は宮城県産と佐渡産の計26匹が競りにかけられた。頭や腹などの部位に切り分けられたサメは、1㌔あたり1000〜2000円ほどで次々と競り落とされ、10分ほどで完売した。

尾崎社長は「最近はサメを食べる家庭も減ってきているかもしれないが、地元の味としてサメを食べてもらえたら」と話していた。

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