写真=肩や襟のラインに優雅さ、美しさが表れている新作約70点が並ぶ店内
絣をはじめとする希少な和布を解き、デザイン性の高いジャケットなどに仕立てた「木綿の服展」が21日まで上越市本町3の和雑貨おおすぎやで開かれている。
久留米絣、弓ヶ浜絣、亀田縞などの伝統的な和布を用いて、着心地や着脱のしやすさなど機能性を追求した新作約70点を展示している。全てオリジナルデザインで仕立てており、購入できる。全体的なシルエットはもちろん、襟元、袖口、ポケットの細部に至るまで心を尽くした高いデザイン性が大きな魅力だ。ジャケット、ベスト、コート、もんぺ、オリジナル商品のネコパンなど。
中でも、江戸の世から庶民の普段着として親しまれ、藍染めなど数多くの工程と手間を経て織り上げられた絣に着目したという。「年代物の素材が愛おしく、最大限生かしたかった」(同店)との言葉通り、エレガントな魅力が花開いている。午前10時から午後6時まで。入場無料。