写真=振る舞い餅をつく子供たち
上越市国府1の「五智歴史の里会館」が今年9月に入館者が15万人に達したことを受けて、同会館を運営・管理している五智歴史の里協議会は15日、記念イベントを開催した。来場者に杵つき餅や甘酒が振る舞われたほか、記念コンサートが行われた。
雪のちらつくあいにくの天気だったが、イベント開始前から近隣住民が続々と同館を訪れた。同館でハスのオブジェや小物を作り出品している「五智5丁目ボランティアの会」(今井不二子代表)が杵でついた餅や甘酒を振る舞い、来場者は温かいもてなしに舌鼓を打っていた。午後からは記念コンサートとして、市内外で活躍する同市出身のミュージシャン「くろみつ」こと、黒田光広さんの弾き語りコンサートが行われた。
同館は五智・国府地区の地域交流と観光案内の場として、2007年4月1日にオープン。土産物の販売や近隣住民による無料のボランティア観光ガイドあっ旋のほか、町内会活動などに利用されてきた。また毎年、八重桜まつりやコンサートなどのイベントを開くなどして集客を図った結果、今年の9月24日に入館者15万人を達成した。
同協議会会長の岩崎格一さん(85)は「新幹線開通も間近に迫っている。五智周辺の観光拠点として利用を促進させたい。また地元の方々の憩いの場として、これからも多くの方に利用してほしい」と今後の展望を語った。
同市五智3の主婦、塩坪敬子さん(72)は「散歩の途中に寄って地元の人と話をしたり、コミュニケーションの場として利用している。餅はつきたてで柔らかく、とてもおいしかった」と話していた。