Quantcast
Channel: 新着情報 | 市民新聞 上越よみうり
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1538

軒下に白いすだれ 「街なみFocus」が雁木で大根干し

$
0
0

20151206切り干し大根.JPG

写真=切り干し大根をつるす浜口さん(右)

 上越市高田地区の町家の景観保全で地域活性化を目指すNPO法人「街なみFocus(フォーカス)」(高野恒男理事長)は6日、同市大町5で、雁木の景観作りのための大根干しを行った。大根を拍子切りにして縄で結び、雁木の下に次々とつりさげて、真っ白なすだれを完成させた。
 同法人は、町家の景観作りなどを目的に活動している。11月には、雁木の下に干し柿をつるした。
 大根干しは約30年前まで、冬の高田の雁木で見られた風景。自家製の切り干し大根や漬け物を作るために行っていたという。
 この日は市民など10人が参加。大根を15から20センチほどの拍子切りにして縄で結び、雁木につるした。
 卒業研究で高田の街並みについて学ぶため京都市から参加した京都大学大学院の浜口彩音さん(24)は、作業を体験して「干し物用に大根を切ったのは初めて。大根の白いすだれが、雁木に降る雪のようできれいですね」と話していた。
 この日は桑取産の大根を100本使用。1か月干した後、一部を除き参加者や近隣住民などに配るという。
 高野理事長は「雁木につるすと、水分が抜けてうまみが増すという。通行人にも、目で見て楽しんでほしい」と話していた。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1538

Trending Articles