写真=新たに設置された防犯カメラ(本町4)
新潟県警はこのほど、上越市本町商店街や同市立大手町小付近に防犯カメラを設置した。16日から試験運用を開始し、来月1日から本格運用を行う。
防犯カメラは本町商店街に4か所、大手町小付近に2か所設置された。いずれもドーム型カメラを備えたデジタル式。24時間稼働し、1週間でデータが上書きされる。
県内ではこれまでも住民が国の補助金制度などを使って防犯カメラを設置する事例はあったが、県の費用で設置されるのは、2014年の新潟駅周辺地区に続き2例目となる。
本町商店街には02年、警察庁のモデル事業として、防犯灯とカメラの機能を兼ね備えた「スーパー防犯灯」が19基設置された。しかし老朽化によって徐々に故障し機能しなくなったため、商店街などから設置要望が出されていた。
防犯カメラが設置された本町4丁目商店街振興組合の黒川弘司さん(58)は「スーパー防犯灯は当時としては画期的だったが、ボタンを押す必要があった。今後は24時間見守っていてくれる。これをきっかけに商店街も安心して買い物ができるまちづくりを進めていきたい」と語った。