写真=春日山城跡広場周辺に咲くカキツバタ
上越市大豆の春日山城跡広場周辺に植えられたカキツバタが見頃を迎え、紫と白の花が監物堀を色鮮やかに染めている。関係者によると、見頃は20日頃まで。
地元の住民で構成される「史跡広場管理組合」(小林榮理事長)が育成、管理。1996年に7000株を植え、以降も定期的に管理を行っている。
小林理事長によると、2015年から16年にかけて史跡周辺の土手の補強工事が行われたため、堀が狭まりカキツバタの数は減ったものの、現在でも約6000株が植えられている。小林理事長は「20日頃までは見頃が続くのではないか」と話すが、雨や風を受けると花の色が落ちたり形が崩れるため、今後の天候にも左右されるという。
晴れ間の広がった15日には、カキツバタの鑑賞を楽しむ市民の姿が多く見られた。春日野1の杉田圭子さん(72)と滝寺の室橋幸枝さん(64)は散歩をしながらカキツバタの花を眺めていた。杉田さんは「毎年見に来るが、時期を外してしまうことが多かった。でも、今年は良い時期に来ることができて良かった」と笑顔で話していた。