写真=演奏する直江津中、三和中、高田商業高校の合同バンド
上越市内の中高生の合同バンドによる吹奏楽の祭典「上越地区バンドフェスティバル」が3日、上越文化会館で行われた。
上越地域の中学校、高校が3校で1つの団体を組んだバンドや、同市、糸魚川市、新井、柏崎市の吹奏楽団で結成されたバンドなどの団体が演奏を披露した。
普段はそれぞれ学校ごとに活動している各団体の横のつながりを強化し、少数で活動しているブラスバンドに大人数で演奏する機会を提供することが目的で毎年開かれている。
直江津中学校、三和中学校、高田商業高校の三つの学校から編成されたバンドは結成して4年目。仲の良さでは他には負けない「4年目の団結力」をテーマに掲げフェスティバルに臨んだ。「闘牛士のマンボ」、「ラテン・フィエスタ」と題したメドレーを披露。曲に合わせて踊りながら演奏し会場を盛り上げた。トランペットやサックスのソロパートもあり、拍手が送られた。
最後には出演者や楽器を持って会場に集まった人が「ラデツキー行進曲」をステージ上で一緒に演奏して幕を閉じた。
会場で演奏を聴いた中郷区岡沢の40代の女性は「娘と息子が吹奏楽部に所属している。コンクールの日は緊張しているが、今日は『楽しんでくる』と言って家を出ていった。いつもは少人数の演奏なので、大人数でのステージでは楽しそうに踊っていた」と話した。